北印旛沼の野鳥 トラツグミ ケリ タゲリ ルリビタキ etc

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昨日は北印旛沼とその周辺にバードウォッチングに行ってきました。

まずは北印旛沼の北西にある本埜白鳥の郷へ。

到着するとちょうど朝日が昇る時間だったので、朝日に照らされハクチョウたちが鳴きだしているところでした。

池の道路側はほとんど凍結しており、白鳥とカモたちは反対側に集中していました。

本埜白鳥の郷は予想以上に寒く、白鳥たちもほとんどが顔を背中に突っ込んで暖を取っていました。

 

見られる白鳥はほとんどがコハクチョウ。

コハクチョウ

 

 

アメリカコハクチョウとみられるコハクチョウもいましたが、アメリカコハクチョウにしては黄色の部分が少し大きいのでコハクチョウとの交雑個体と思われます。

アメリカコハクチョウ(交雑個体)

 

オオハクチョウは本埜白鳥の郷では少数派。

オオハクチョウ

ただ、コハクチョウがほとんどのこの場所では一回り大きいオオハクチョウは少し目立ちます。

今回はこの2羽のオオハクチョウが一番近くまで来てくれました。

 

オナガガモは白鳥たちよりも道路側におり、大群で氷と水面の際の辺りを占拠していました。

オナガガモの群れ

 

池の前に続く道路にはタヒバリが田んぼから出てきました。

タヒバリ

タヒバリは3羽ほどが道路に出てきましたが、田んぼにはもう少し多くのタヒバリがいたようです。

 

本埜白鳥の郷はあまりにも寒すぎたので予定より早く切り上げて北印旛沼の吉高揚排水機場付近へ。

舟戸橋から北印旛沼を見ると、橋のすぐ近くにヨシガモの群れがいました。

ヨシガモ

風が若干強かったので風よけに水際まで来ていたようです。

ヨシガモは数が多く、沖のほうにも群れが浮かんでいました。

 

ヨシガモの群れの近くではコガモも風よけに来ていました。

コガモ

 

潜水を繰り返していたカンムリカイツブリは見事に魚をゲット。

カンムリカイツブリ

ただ、捕まえた魚はカンムリカイツブリには少し大きかったようで、飲み込むまでに何度もくわえ直していました。

ハジロカイツブリも橋から少し離れたところで1羽だけ見られました。

 

水鳥の観察をした後は排水機場近くの田んぼへ。

いつも猛禽が止まっている建物にいたのはチョウゲンボウ

チョウゲンボウ

チョウゲンボウは田んぼの上でホバリングをして何度も田んぼに急降下していましたが、狩りは失敗に終わったようでした。

先月、このあたりでコチョウゲンボウのオスを観察したので、今回も期待してかなり長い時間探しましたが残念ながら見つけることができませんでした。

 

排水機場のすぐ近くの田んぼではケリの群れを発見。

ケリ

この辺りは何度も訪れていますがケリの群れは初めて観察しました。

 

北印旛沼の北側の田んぼではタゲリの大群が採食中。

タゲリ

今回は北印旛沼周辺の田んぼの各所でタゲリがの群れが見られました。

 

タゲリの群れの中には1羽のタシギも混ざっており、田んぼを歩き回ってエサを探していました。

タシギ

ただ、タシギは完璧な保護色になっていたため一度目を切ると再度見つけることはできませんでした。

 

タゲリの群れには他にもツグミやムクドリ、スズメなどが混ざっており、特にタヒバリは周囲の田んぼも含めてかなりの数がいました。

タヒバリ

 

ノスリは相変わらず数が多く、田んぼの各所で電柱や建物の上などに止まっていました。

ノスリ

 

チュウヒも比較的多く見られましたが、飛ぶのは遥か彼方ばかりで近くで見ることはできませんでした。

チュウヒ

ハイイロチュウヒっぽいのも飛んでいましたが、あまりに遠すぎて識別できませんでした。

 

北印旛沼での探鳥を一通り終えた後は北印旛沼の北側にある坂田ヶ池公園へ。

前回オシドリを観察したので期待して池の周囲を中心に探しました。

しかし池にいたカモはカルガモの他にマガモとコガモとハシビロガモ程度で思ったよりも数が少なく拍子抜け。

マガモ

 

コガモは凍結した池の上をトコトコと時折滑りながら歩いていました。

コガモ

 

期待外れだったカモの代わりに、池沿いの落ち葉が敷き詰められた地面ではトラツグミが見られました。

トラツグミ

 

水生・湿生植物園ではルリビタキも見られましたが、一瞬の登場でピントも合わず撮れたのは証拠写真程度。

ルリビタキ

その後ルリビタキは今回入れなかった房総風土記の丘の方へ飛んでいきました。

 

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今回確認した野鳥

本埜白鳥の郷

アオサギ
アメリカコハクチョウ(交雑個体)
オオハクチョウ
オナガガモ
コハクチョウ
タヒバリ
ツグミ

北印旛沼

アオサギ
オオバン
カイツブリ
カワセミ
カワラヒワ
カンムリカイツブリ
キジバト
ケリ
コガモ
コサギ
スズメ
ダイサギ
タゲリ
タヒバリ
チュウヒ
チョウゲンボウ
ツグミ
トビ
ノスリ
ハジロカイツブリ
バン
ヒバリ
ホオジロ
マガモ
ムクドリ
モズ
ヨシガモ

坂田ヶ池公園

アオクビアヒル
アオジ
キジバト
コガモ
コゲラ
シジュウカラ
ジョウビタキ
トラツグミ
ハシビロガモ
マガモ
ルリビタキ

コメント

  1. サイトウ ミチエ より:

    明けましておめでとうございます。時々拝見させていただきありがとうございます。色々な鳥の情報がとても参考になります。今朝 我孫子の古利根に白鳥を見に行ったときに足につりの ルアーがかかっていてとても痛そうです。そんなときの対処などはどのようにすればよいのでしょうか?場違いな投稿でしたらすみません。

    • yachojoho より:

      >サイトウ様 
      いつも当サイトをご覧いただきありがとうございます。
      人間が原因による怪我を負った野鳥を発見した場合は各自治体に連絡するのが一番かと思います。
      ただ、白鳥でもコブハクチョウの場合は外来種として保護の対象外になる可能性があるのでご注意ください。