昨日はコマドリを探して先日コルリを観察した柳沢峠へ。
コルリを観察した先日の記事はこちら!
駐車場に到着するとさっそくコマドリとコルリとツツドリのさえずりが聞こえました。
今回は期待ができそうです。
笠鳥林道に入ると葉が生い茂って見づらい木の上の方をカケスが飛び回っていました。
カケスはギャーギャーと鳴いてわかりやすいので見つけるのは簡単です。
地面ではヒガラの幼鳥が採食中。
警戒しているのか、地面に降りてはすぐ木に戻りを繰り返していました。
ヒガラの幼鳥が採食を繰り返す林道にはマミジロも出てきました。
相変わらず柳沢峠のマミジロは警戒心が異常に薄い!
林道の真ん中で突っ立って観察しているとマミジロの方から目の前に歩いてきてくれました。
ツグミの御仲間らしく、時々胸を張ってポーズを決めてくれます。
おかげで観察のしやすいこと。
正面から見ると名前の通り白い眉斑がよく目立ちます。
今回は珍しくマミジロのメスも出てきてくれました。
マミジロのメスはオスと全く違う色合いをしているので、遠目から見ると一瞬トラツグミと勘違い。
マミジロのメスはオスと違って警戒心が強いようで、すぐに林道脇へ逃げてしまいました。
マミジロのオスはせっせと虫を捕まえては藪の中へ消えていったので、近くに巣でもあるのではないかと思っていると、藪の中で羽毛がぼさぼさでずんぐり太ったマミジロの幼鳥を発見。
こちらが気付くとすぐに藪の奥の方へ消えていきました。
オスはこの子にエサを運んでいたのでしょうか。
どちらにしよ近くに営巣していたのは間違いないようです。
林道を登ると笹薮からコマドリのさえずりが聞こえたので、少し離れたところで待っていると出てきたのはコマドリではなくミソサザイ。
柳沢峠ではミソサザイの個体数が多く、観察にはとても適した場所です。
林道脇を流れる沢沿いでは毎回その姿を見せてくれます。
ミソサザイはさえずりも大きな声で遠くまでよく通るので見つけるのは簡単です。
ミソサザイを見ながらコマドリを待っていると、次にやってきたのはキビタキ。
こちらもきれいな声でさえずってくれました。
どうやらメスを追いかけまわしているようで、こちらを気にも留めずさえずりながら近くをグルグル。
結局メスには逃げられてしまいました。
そうこうしている間にとうとうコマドリが目の前に!
下の方に出てくるとばかり思っていたので、枝のてっぺんに止まるのは予想外。
この場所がよほどお気に入りなのか、10分以上ここでさえずっていました。
その後も色々な枝に止まってさえずりを繰り返し。
ほとんど下に降りないので、地面にいることが多いと思っていたコマドリのイメージが覆されました。
今まで近くで鳴いていても、姿が見えなかったのはもしかしたら上の方で鳴いていたからかもしれませんね。
コマドリをじっくり堪能したので、帰路に就こうとするとゲート付近でアカゲラの親子に遭遇。
一瞬で木の上まで駆け上がるアカゲラの親。
アカゲラの幼鳥はゆっくりエサを探しながら登っていました。
いつもこの時期は野鳥の数が多い柳沢峠ですが今回は特に多くの野鳥が鳴いており、コマドリなどの姿が確認できた野鳥の他にも、アオバト、ウグイス、コルリ、ツツドリ、ホトトギスなどの声が聞こえました。
今回確認した野鳥
アカゲラ
カケス
キセキレイ
キビタキ
コガラ
コマドリ
シジュウカラ
ソウシチョウ
ヒガラ
マミジロ
ミソサザイ
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