
庭に来た鳥の名前を知りたいときは、スズメと比べた大きさ、顔や胸の模様、動き、見かけた季節を確認すると候補を絞れます。
黄緑色で目の周りが白い小鳥ならメジロ、白い頬と胸の黒い縦線が目立つならシジュウカラ。冬に現れ、翼に白い模様がある小鳥ならジョウビタキが候補です。
この記事では、庭や家の周りで見られる野鳥19種類を紹介します。主に本州・四国・九州の住宅地を想定し、地域や季節によって見られ方が変わる鳥には補足を添えました。すべての鳥が、どの庭にも来るわけではありません。
手すりや室外機の上に来た鳥を調べたい方は、ベランダに来る鳥12種類の名前と見分け方もご覧ください。
似ている写真から探す
写真を選ぶと、このページの説明へ移動します。ほかの鳥は下の一覧でも探せます。
庭に来た鳥の名前を、色・大きさ・動きから探す
スズメより大きい鳥
スズメより明らかに大きい鳥を見つけたら、次の特徴を確認してください。
電線にとまる鳥を見分けるときは、電線にいる鳥12種類の見分け方で大きさ・姿勢・群れ方も確認してみてください。
- 灰色で、頬が茶色く、尾が長め:ヒヨドリ
- くちばしと足がオレンジ色で、地面を歩く:ムクドリ
- 胸に黒っぽい斑点があり、歩いては立ち止まる:ツグミ
- 茶色い背と白っぽい腹で、落ち葉を返している:シロハラ
- ハトくらいの大きさで、首にしま模様がある:キジバト
- 白黒の細い体で、長い尾を上下に振る:ハクセキレイ
- 頭が大きく見え、目を通る線と長い尾がある:モズ
地面にいたか、木の上にいたかも手掛かりになります。ただし、同じ鳥が両方を利用するため、居場所だけで決めないようにしましょう。
庭で見た鳥がスズメより大きかったら、スズメより大きい鳥12種類の一覧で、くちばしや胸の模様から候補を絞れます。
スズメくらいか、それより小さい鳥
小鳥は、顔と翼の模様を見ると見分けやすくなります。
- 黄緑色で目の周りに白い輪:メジロ
- 白い頬と胸の黒い縦線:シジュウカラ
- 黒と白っぽい頭、赤茶色のお腹:ヤマガラ
- 太いくちばしと翼の黄色い模様:カワラヒワ
- 翼に白い模様、腰や尾にオレンジ色:ジョウビタキ
- 黄色みのあるお腹に細い縦模様:アオジ
- 丸い小さな体と、体に対して長い尾:エナガ
- 木の幹をつつき、背中に細かなしま模様:コゲラ
茶色・灰色・白黒・オレンジ色から探す
色は便利な手掛かりですが、日陰や逆光では違って見えます。色に加えて、目元や胸、翼の模様を一つ確認しましょう。
茶色い鳥なら、頬の黒い斑があるスズメ、胸に黒っぽい斑点があるツグミ、腹が白っぽいシロハラなどが候補です。小さく、尾がオレンジ色ならジョウビタキのメスも考えられます。
灰色の鳥なら、ヒヨドリとムクドリを比べてみましょう。ヒヨドリは頬が茶色く、ムクドリはくちばしと足がオレンジ色です。ほかのグレーの鳥も比べたいときは、灰色の鳥18種類の名前と見分け方で、頬・胸・尾の特徴を確認できます。
白黒の小鳥なら、胸の縦線が目立つシジュウカラ、地面を歩くハクセキレイ、木の幹をつつくコゲラが候補になります。白い頬・胸の黒線・尾の長さをさらに比べたいときは、白黒の鳥12種類の見分け方で、枝にいる小鳥と地面を歩く鳥の違いも確認できます。
観察場所や探し方を調べる際は、コゲラが見られる生息地と探す際のポイントも参考にしてください。
オレンジ色が目立つ鳥は、ジョウビタキのオスやヤマガラなど。スズメより大きく、背中が青い鳥ならイソヒヨドリのオスも確認してください。
この中で見つからない場合は、茶色い鳥の大きさ別の見分け方や、日本で見られるオレンジ色の野鳥も参考になります。
一年を通して庭や家の周りで見られる野鳥11種類
ここでは、多くの地域で一年を通して見られる鳥を紹介します。寒い地域では季節によって移動する鳥もいます。
大きさは、くちばしの先から尾の先までの「全長」の目安です。尾の長い鳥は、体そのものが小さくても全長が大きくなります。
スズメ|白い頬にある黒い斑が目印

スズメは全長約14〜15cm。赤茶色の頭、茶色い背中、白い頬の黒い斑が特徴です。詳しくは、スズメの特徴と鳴き声をご覧ください。
地面では両足をそろえて跳ねながら、草の種子や昆虫などを探します。庭木や屋根、電線に集まり、「チュン、チュン」と鳴く姿も身近です。
幼鳥は頬の黒い斑が薄く、成鳥と印象が違うことがあります。茶色い小鳥を見つけても、すぐに別の種類とは決めず、顔の模様を確かめてみましょう。
候補を広く比べたいときは、スズメに似た鳥の見分け方をご覧ください。
メジロ|黄緑色の体と白い目の縁取り

メジロは全長約11〜12cmで、スズメより小さな鳥です。目の周りの白い輪が、最もわかりやすい目印になります。詳しくは、メジロの特徴・鳴き声と見分け方をご覧ください。
庭では、ツバキやウメなどの花、熟した果実のある木を確認してみましょう。花の蜜や果実のほか、小さな昆虫なども食べます。細い枝を素早く移動し、「チー」などの細い声を出します。
ウグイスと混同されますが、鮮やかな黄緑色で目の周りが白い鳥は、まずメジロを疑ってみてください。
ウグイスかメジロか迷ったら、目元・体色・鳴き声の違いを比較すると、確認するポイントがわかります。
庭に来た黄緑色の小鳥が何か知りたい場合は、メジロに似た小鳥を特徴から見分ける方法も参考になります。
シジュウカラ|白い頬と黒いネクタイ模様

シジュウカラは全長約14〜15cm。黒い頭と白い頬、喉からお腹へ続く黒い縦線が特徴です。
庭木の枝や葉の周りで昆虫などを探し、種子も食べます。春には「ツツピー、ツツピー」などと繰り返しさえずり、普段は「ジュクジュク」と濁った声を出すこともあります。
お腹の黒い線は、一般にオスのほうが太くなります。ただし、姿勢や羽の膨らみ方でも見え方が変わるため、一度見ただけで性別を決めるのは難しい場合があります。
白い頬は似ているのに胸の黒い線が見えない、尾が長いなどで迷ったら、シジュウカラに似た鳥7選の比較表で、ヒガラ・コガラ・エナガ・ハクセキレイなどとの違いを確認できます。
ヤマガラ|赤茶色のお腹をした小鳥

ヤマガラは全長約14cm。黒と白っぽい色に分かれた頭、赤茶色の胸やお腹、青灰色の翼が目印です。詳しくは、ヤマガラの特徴と鳴き声をご覧ください。
小鳥のお腹の色や顔の模様で迷ったときは、ヤマガラに似た鳥の見分け方も比較の参考になります。
木の多い住宅地や、林に近い庭で見られます。昆虫や木の実を食べ、実をくわえて運ぶこともあります。
鼻にかかったような声も特徴で、「ニーニー」「ビービー」などと聞こえます。シジュウカラと迷ったら、お腹が白っぽいか、赤茶色かを確認すると見分けやすくなります。
ヒヨドリ|茶色い頬とよく通る声

ヒヨドリは全長約27〜28cm。スズメよりかなり大きく、灰色の体と茶色い頬、長めの尾が特徴です。詳しくは、ヒヨドリの特徴と鳴き声をご覧ください。
「ヒーヨ」「ピーヨ」とよく通る声で鳴き、庭木の枝や電線で姿を見つけやすい鳥です。果実、花の蜜、昆虫などを食べます。
花や実のある木でメジロと一緒に見られることもありますが、食べ物をめぐってほかの鳥を追い払う場合があります。
ヒヨドリかムクドリか決められないときは、くちばし・頬・尾の違いを図解で確認してみてください。
庭で見た灰色や茶色の鳥がヒヨドリか迷ったら、ヒヨドリに似た鳥6種の見分け方で、ムクドリ・ツグミ・シロハラなどの頬・胸・尾を比べてみてください。
ムクドリ|オレンジ色のくちばしと足

ムクドリは全長約24cm。灰褐色から黒っぽい体、白い部分のある顔、オレンジ色のくちばしと足が特徴です。
芝生や土の上を歩き、昆虫などを探します。果実を食べに庭木へ来ることもあります。「キュルキュル」「ジェー」など、さまざまな声を出します。
庭から聞こえる「ギュルギュル」という声の主を調べるときは、ムクドリの鳴き声の特徴も確認してみてください。
ヒヨドリより尾が短く、体がずんぐりして見えるのも手掛かりです。北海道では主に夏に見られるなど、地域によって季節性があります。
地面を歩く鳥がムクドリに似ていたら、ムクドリとツグミの見分け方も確認できます。
くちばしの黄色が印象に残ったら、庭で見た、くちばしが黄色い鳥の名前を調べる記事も役立ちます。ムクドリの白い頬と細いくちばし、イカルの黒い頭と太いくちばしを比べてみてください。
白い頬が目立たない茶色い鳥や、黄色いくちばしの黒っぽい鳥で迷ったら、庭で見かけるムクドリに似た鳥も比べてみてください。幼鳥やヒヨドリなどを、顔・胸・尾の特徴から絞り込めます。
ハクセキレイ|地面を歩いて尾を上下に振る鳥

ハクセキレイは全長約21cm。長い尾を含む長さで、体は細身です。白黒の模様と白い頬が目立ちます。
尾の動きも手がかりにしたい方は、尾を振る鳥6種類の見分け方で、セキレイやジョウビタキなどの動きと姿を比較できます。
尾の長さを手がかりにほかの候補も比べたい方は、尾が長い鳥8種類の見分け方をご覧ください。
芝生だけでなく、庭先の通路や駐車場にも現れます。尾を上下に動かしながら歩き、ときには素早く走って昆虫などを捕まえます。声は「チチン」「チュチュン」などと聞こえます。
背中は黒い個体も灰色の個体もいます。性別や季節で色が変わるため、背中の色だけで別の鳥と判断しないようにしましょう。
白っぽい小鳥や白いハトの候補を比べたい方は、街中・庭で見られる白い鳥の見分け方もご覧ください。
カワラヒワ|翼の黄色と太いくちばし

カワラヒワは全長約14〜15cm。茶色や緑色が混じる体で、翼と尾に鮮やかな黄色があります。
短く太いくちばしも特徴です。草の種子をよく食べるため、種の残った草地や花壇の周りを確認してみましょう。
飛び立つと黄色い部分が目立ちます。「キリリ」「コロロ」などの声も手掛かりになります。
キジバト|首のしま模様と、うろこ状の翼

キジバトは全長約33cm。茶色いうろこ状の模様が翼にあり、首の横には黒と白っぽいしま模様があります。
庭の地面で種子などを探したり、枝や電線にとまったりします。「デーデー、ポッポー」と聞こえる低い声を繰り返す鳥です。
庭から聞こえる低い声の意味や、朝・夜に鳴く理由が気になったら、キジバトの鳴き声の意味と「デーデーポッポー」の聞き分け方もご覧ください。
街中のドバトと比べると、1羽や2羽で見かけることが多いものの、羽数だけでは区別できません。まず首と翼の模様を見ましょう。公園や住宅地で群れるハトの特徴は、ドバトの特徴・鳴き声・見分け方で確認できます。
コゲラ|木の幹をつつく小さなキツツキ

コゲラは全長約15cmで、スズメほどの大きさのキツツキです。茶褐色と白の細かいしま模様が背中や翼にあります。
観察場所や探し方を調べる際は、東京都内で小さなキツツキ、コゲラが見られる場所も参考にしてください。
木の幹や枝につかまり、樹皮の周りを探りながら昆虫などを食べます。ある程度育った木がある庭や、林に近い住宅地が観察の候補です。
「ギー」と戸がきしむような声が聞こえたら、枝先だけでなく幹も見てみましょう。秋冬には、シジュウカラなどと一緒に移動することがあります。
「ギィー」という声や、オスの小さな赤い羽を確認したい方は、コゲラの鳴き声とオス・メスの見分け方をご覧ください。
エナガ|小さな丸い体に長い尾

エナガは全長約14cmですが、その多くを尾が占めます。体そのものはスズメより小さく、くちばしも短い鳥です。
観察場所や探し方を調べる際は、エナガが見られる生息地と探す際のポイントも参考にしてください。
白っぽい体に黒や淡い赤褐色の部分があり、枝から枝へせわしなく動きます。昆虫やクモなどを探し、木の多い庭を群れで通過することがあります。
「チー」「ジュリリ」などの声が聞こえたら、1羽だけでなく周りの枝にも注目してみてください。北海道のシマエナガは、エナガの地域による違いの一つです。
秋から春に庭で探したい野鳥6種類
秋冬の庭には、海外から渡ってくる冬鳥に加え、国内で移動してきた鳥も現れます。
以下の時期は、主に積雪の少ない本州・四国・九州の平地での目安です。気候や周辺環境によって変わります。
ジョウビタキ|翼の白い模様はオスにもメスにもある

ジョウビタキは全長約15cm。庭では主に秋から春に見られます。
庭などでジョウビタキを見かけたときの疑問は、ジョウビタキが近づいてくる理由と庭での付き合い方で詳しく紹介しています。
オスは黒い顔、灰白色の頭、オレンジ色のお腹が特徴です。メスは全体に灰褐色ですが、翼に白い模様があり、腰や尾の外側にオレンジ色が見えます。
庭に来た小鳥がジョウビタキか迷ったら、ジョウビタキに似た鳥6種の見分け方で、翼の白斑・尾の色・大きさを比べてみてください。
枝先や塀にとまり、お辞儀をするように体を動かして尾を震わせます。冬は1羽でいることが多く、「ヒッ、ヒッ」「カッ、カッ」と鳴きます。
昆虫などを捕まえるほか、木の実も食べます。同じ庭を繰り返し訪れることはありますが、毎日来るとは限りません。日本国内で繁殖する例もあり、「日本では冬しか見られない鳥」と言い切ることはできません。
ツグミ|胸の斑点と、歩いては止まる動き

ツグミは全長約24cm。白っぽい眉のような線と、胸からお腹にある黒褐色の斑点が特徴です。
主に秋から春に見られる冬鳥です。庭では芝生や開けた地面で、ミミズや昆虫などを探します。木の実を食べることもあります。
数歩進んでは止まり、胸を張るような姿勢をとる動きが目印です。ムクドリと迷ったら、胸の斑点を確認しましょう。
庭で見られる季節や食べ物は、ツグミの生息地・渡来時期・食べ物で詳しく紹介しています。
シロハラ|落ち葉の下を探す茶色い鳥

シロハラは全長約24cm。背中は茶褐色で、お腹は白っぽく、成鳥ではツグミのような目立つ胸の斑点がありません。
主に秋から春に見られ、西日本に比較的多く渡来します。木や茂みがあり、落ち葉の積もった庭で姿を見つけることがあります。
落ち葉を返しながら昆虫やミミズなどを探すため、姿より先に「カサカサ」という音で気付くかもしれません。開けた場所だけでなく、植え込みの下も静かに見てみましょう。
庭で見かけた鳥を確かめるなら、シロハラの鳴き声・特徴とアカハラ・ツグミとの違いで、胸の模様や腹の色も見比べてください。
林のある庭で、全身に黒いうろこ模様のある大きめの鳥を見たら、トラツグミの特徴と似た鳥との違いも確認してみてください。
アオジ|黄色みのあるお腹に細い縦模様

アオジは全長約16cm。背中は茶色っぽく、胸やお腹に黄色みと黒褐色の縦模様があります。
さらに詳しく知りたい方は、アオジのオス・メスの違いと鳴き声をご覧ください。
北海道や本州の山地などで繁殖し、秋冬には積雪の少ない低地へ移動します。平地の庭では、秋から春が探しやすい時期です。
低木や草むらの近くで、地面の種子などを探します。姿が隠れていても、茂みから聞こえる短い「チッ」という声が手掛かりになります。ただし、この声に似た鳥はほかにもいます。
ウグイス|冬の庭では「チャッ、チャッ」に注目

ウグイスは全長約14〜16cmで、一般にオスのほうが大きめです。体はくすんだオリーブ褐色で、目の上に淡い眉のような線があります。
日本では一年を通して見られますが、平地の住宅地では秋冬に茂みへ移動してきた個体と出会うことがあります。姿を隠せる生け垣や下草のある場所が候補です。
「ホーホケキョ」は主に春から夏のさえずりです。秋冬の庭では「チャッ、チャッ」という地鳴きが手掛かりになります。地鳴きとは、普段の連絡などに使う短い声のことです。
季節による声の違いや姿を確かめたい方は、ウグイスの特徴・鳴き声・生息地も参考にしてください。
モズ|大きめの頭と、先の曲がったくちばし

モズは全長約20cm。スズメより大きく、頭が大きめで、長い尾と先端の曲がったくちばしが特徴です。
オスは目を通る黒い線が目立ちます。メスはその線が褐色で、お腹に細かい模様が見られます。
草地や農地に近い庭では、枝先や杭の上から地面を見下ろす姿が観察できます。昆虫やトカゲなどを捕らえる鳥です。秋には鋭い声で高鳴きし、存在に気付きやすくなります。
一年中見られる地域もありますが、季節によって移動し、秋冬に住宅地で目立つことがあります。枝のとげなどに獲物を刺す行動については、モズの特徴とはやにえで詳しく紹介しています。
地域や周辺環境によって庭に来る野鳥2種類
オナガ|黒い頭と青灰色の長い尾

オナガは全長約36cm。黒い帽子のような頭と、青灰色の翼、長い尾が特徴です。
観察場所や探し方を調べる際は、オナガが見られる生息地と探す際のポイントも参考にしてください。
日本では分布に偏りがあり、関東など本州の一部の住宅地で見られます。全国どこの庭にも来る鳥ではありません。
群れで木々を移動し、昆虫や果実などを食べます。「ゲーイ」「ギューイ」と聞こえる濁った声も特徴です。長い尾の形と頭の黒さを合わせて確認しましょう。
オナガは、青灰色の羽をもつカラス科の仲間です。家の周りの黒いカラスや、翼に青い部分があるカケスとの違いは、カラスの種類一覧と羽色・鳴き声の見分け方で比べられます。
イソヒヨドリ|オスは青い背中と赤褐色のお腹


イソヒヨドリは全長約23〜25cm。オスは頭から背中が青く、お腹は赤褐色です。メスは灰褐色で、胸やお腹にうろこ状の模様が見られます。
灰褐色の鳥を見つけてメスか幼鳥か迷ったら、イソヒヨドリのメスと幼鳥の見分け方で胸・背中・翼を確認してください。ヒヨドリやツグミとの違いも比較できます。
海岸の岩場だけでなく、内陸の市街地でも見られます。庭木より、屋根や塀、建物の周りが手掛かりになることもあります。
昆虫などの小動物を食べ、澄んだ複雑な声でさえずります。詳しい雌雄の違いや住宅地での見られ方は、イソヒヨドリの特徴・鳴き声・生息地をご覧ください。
似ている庭の鳥を見分けるポイント
ヒヨドリ・ムクドリ・ツグミ
3種ともスズメより大きいため、遠くでは迷うことがあります。最初に顔と胸を見ましょう。
- ヒヨドリ:茶色い頬、黒っぽいくちばし、長めの尾。
- ムクドリ:白い部分のある顔、オレンジ色のくちばしと足。
- ツグミ:淡い眉のような線、胸から腹の黒褐色の斑点。
ツグミは主に秋から春の鳥です。ただし、季節だけで判断せず、模様も確認してください。
写真を並べて比較したい場合は、ヒヨドリとムクドリの違いと、ムクドリとツグミの違いが役立ちます。
メジロとウグイス
最もわかりやすい違いは目元です。
メジロは目の周りに白い輪があり、体は黄緑色。ウグイスは目の上に淡い線があり、体は落ち着いたオリーブ褐色です。
花に来た鳥だからウグイスとは限りません。庭のウメやツバキで目立つ黄緑色の小鳥は、メジロであることがよくあります。
顔や体色を写真で比べるには、ウグイスとメジロの違いと見分け方をご覧ください。
ジョウビタキのメスとモズ
どちらも茶色っぽく、枝先や塀にとまるため、見慣れないうちは迷うことがあります。
ジョウビタキのメスはスズメほどの大きさで、翼の白い模様と腰・尾のオレンジ色が手掛かりです。
モズは一回り大きく、頭とくちばしがしっかりして見えます。目を通る線があり、尾も長めです。
モズのオスにも翼に白い部分があるため、白い模様一つだけで決めないことが大切です。
幼鳥・オスとメス・季節による羽色の違い
写真と少し違って見えても、すぐに珍しい鳥とは限りません。
ジョウビタキやイソヒヨドリは、オスとメスで色が大きく違います。スズメの幼鳥は頬の模様が薄く、ハクセキレイは性別や季節によって背中の黒さが変わります。
春夏に見かけた鳥が淡い色で、近くに親らしい鳥がいるなら、幼鳥の可能性も考えてみましょう。
判断に迷ったら、顔だけでなく、胸、翼、尾が写る写真を離れた場所から撮り、見かけた月と都道府県を記録すると調べやすくなります。
庭の鳥を鳴き声から探す
姿が見えないときは、声を聞いてから鳴いている場所を探します。
- 「チュン、チュン」:スズメが候補。
- 「ヒーヨ」「ピーヨ」:ヒヨドリが候補。
- 低い声で「デーデー、ポッポー」:キジバトが候補。
- 「ツツピー、ツツピー」:シジュウカラなどが候補。
- 「ギー」ときしむような声:コゲラが候補。
- 秋冬に「ヒッ、ヒッ」「カッ、カッ」:ジョウビタキなどが候補。
- 茂みから「チャッ、チャッ」:ウグイスが候補。
鳥の声は種類ごとに一つではなく、聞こえ方にも個人差があります。「キュキュキュ」と聞こえた声だけで、種類を確定することはできません。
声の主を見つけたら、くちばしの色、胸の模様、大きさも確かめましょう。録音した声を調べる場合も、鳥を呼び寄せるために屋外で再生せず、室内やイヤホンで確認してください。
庭で野鳥を観察するコツと、鳥が立ち寄る環境
枝先・地面・茂みを順番に見る
鳥を探すときは、一か所だけを見続けず、次の順番で確認してみてください。
- 枝先や塀:ジョウビタキ、モズ、ヒヨドリなど。
- 芝生や土の上:ムクドリ、ハクセキレイ、ツグミなど。
- 低木や落ち葉の周り:アオジ、ウグイス、シロハラなど。
- 木の幹や細い枝:コゲラ、シジュウカラ、エナガなど。
まずは朝の静かな時間に、室内から観察する方法でも十分です。窓を急に開けたり、鳥へまっすぐ近付いたりせず、自然な動きを待ちましょう。
花・実・昆虫など自然の食べ物を生かす
庭に来る鳥は、周囲にある食べ物や隠れ場所によって変わります。
花や果実はメジロやヒヨドリ、草の種子はカワラヒワ、落ち葉の下の小動物はシロハラなどの食べ物になります。
庭の広さや管理のしやすさに合わせて、地域に合う草木や低木を取り入れましょう。安全に管理できる範囲で落ち葉や種の残った草を一部残すことも、庭の生き物を支えます。
鳥を観察するために、餌台を置くことは必須ではありません。まずは、庭に自然にある食べ物と、鳥が落ち着いて過ごせる場所を見直してみてください。
巣や幼鳥を見つけたときの注意
庭木や建物の周りで巣を見つけても、のぞき込んだり、撮影のために枝を動かしたりしないようにしましょう。親鳥が近くで警戒していたら距離を取ります。
地面にいる小鳥も、巣立ったばかりで親の世話を受けている場合があります。すぐに拾ったり餌を与えたりせず、まず離れて見守ってください。
明らかなけががある場合や、対応に迷う場合は、都道府県などの野生鳥獣の相談窓口に確認しましょう。巣や繁殖場所を特定できる写真、詳しい位置情報を公開しない配慮も大切です。
白い眉のような線がある茶色い鳥が庭に来たら、ガビチョウの可能性もあります。捕まえたり持ち帰ったりせず、ガビチョウを見つけたときの対応と、けが・ひな・巣の相談先を確認してください。
庭に来る鳥についてのよくある質問
庭に来る鳥は珍しい鳥ですか?
メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリなど、住宅地でも見られる鳥が多く含まれます。ただし、来る種類は地域や庭の環境で変わります。見慣れない色の鳥でも、身近な鳥のメスや幼鳥の場合があります。
冬にだけ庭へ来る鳥がいるのはなぜですか?
ツグミやジョウビタキなどの冬鳥が渡ってくるほか、アオジやウグイスなどが季節に応じて移動するためです。庭の実や地面の食べ物を利用する鳥も見られます。
ムクドリが庭に来るのはなぜですか?
芝生や土の上で昆虫などを探したり、庭木の果実を食べたりするためです。地面を歩く灰色の鳥で、くちばしと足がオレンジ色なら、ムクドリが候補になります。
毎日来る鳥は同じ個体ですか?
同じ個体が繰り返し来ることはありますが、見た目だけでは断定できません。ジョウビタキやモズなどは冬に縄張りを持ち、同じ範囲で見られることがあります。
ジョウビタキが庭に毎日来る理由や、急に姿を見なくなる時期は、ジョウビタキが庭に繰り返し来る理由と同じ個体かを考えるポイントで詳しく解説しています。
夏に庭の周りを飛ぶ鳥は何ですか?
細長い翼と二つに分かれた尾で、空中を飛び回って昆虫を捕まえていればツバメなどが候補です。春夏には、スズメやシジュウカラなどの親子を庭で見かけることもあります。
夏に庭の鳥が見つからなくなったときは、夏に野鳥が少なく感じる理由と探し方も参考にしてください。
まとめ|大きさ・模様・動き・季節を組み合わせよう
庭に来た鳥を調べるときは、まずスズメと比べた大きさを見て、顔・胸・翼の模様を確認しましょう。
そのうえで、地面を歩く、尾を振る、幹をつつくといった動きと、見かけた季節を組み合わせると、候補を絞りやすくなります。
名前がすぐにわからなくても、鳥を追いかける必要はありません。離れた場所から写真や観察メモを残し、庭を訪れる鳥の違いを少しずつ覚えていきましょう。
ここで紹介した鳥に当てはまらない場合は、鳥の名前を色・大きさ・動きから探すガイドで候補を広げてみてください。


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