リュウキュウサンショウクイが見られる生息地と探す際のポイント

リュウキュウサンショウクイは主に留鳥や冬鳥として山地から平地の林で見られる野鳥です。

リュウキュウと名の付く通り、南西諸島に生息していた野鳥ですが、近年では生息域が北上しており、関東地方で見られるようになってきています。

サンショウクイと同じように木々の上の方を飛び回っていることが多いので、林縁や林を上から見渡せる高台の上などから探すのがおすすめです。

サンショウクイに非常によく似ていますが、サンショウクイに比べて額の白色部分が狭いことと、胸が灰色がかっていることで識別することができます。

※リュウキュウサンショウクイは近年生息域を広げてきた野鳥のため、ここでは管理人が実際に観察した場所と時期を紹介しています。

相模原公園【神奈川県】

神奈川県相模原市にある相模原公園では２０２２年１０月にリュウキュウサンショウクイを観察しました。

リュウキュウサンショウクイは相模原公園の中央にある芝生広場周囲の林を飛び回っており、少なくとも２羽いるようでした。

木々の上の方を飛び回っていましたが、広場からの観察だったので双眼鏡での観察は容易でしたが、常緑樹を飛び回っていたので止まると葉に隠れてしまうことが多く、写真に収めるのは難しい状況でした。

神奈川県座間市にある座間谷戸山公園では２０２１年２月にリュウキュウサンショウクイを観察しました。

この日、リュウキュウサンショウクイは公園の東側にある森の学校周辺を飛び回っていました。

オスとメスのペアで行動している様で、森の学校の開けたところの林縁を飛び回っていたのでかなり良い条件で観察することができました。

神奈川県箱根町にある箱根やすらぎの森では２０２２年６月３日にリュウキュウサンショウクイを観察しました。

リュウキュウサンショウクイは箱根やすらぎの森の駐車場周囲を飛び回っており、観察は容易でしたが、止まる場所の距離が遠く写真に収めるのは困難でした。

園内でリュウキュウサンショウクイを探す場合は各所にある広場の林縁を探すのがおすすめです。

沖縄県金武町にある田イモ畑に隣接する金武町ふれあいランドでは２０２２年１２月にリュウキュウサンショウクイを観察しました。

リュウキュウサンショウクイは金武町ふれあいランドのはなのひろば周囲の木のてっぺんに止まっていましたが、すぐにもう１羽のリュウキュウサンショウクイが来て一緒に飛び去ってしまいました。

沖縄県なので留鳥として生息している可能性が高く、田イモ畑の周囲には林も点在しているためそれらの林でも観察できる可能性があります。