高鉢で見られる野鳥と観察ポイント

高鉢で期待できる主な野鳥
　留鳥　キバシリ　ヒガラ　ミソサザイ
　夏鳥　キビタキ　コマドリ　コルリ　メボソムシクイ　ルリビタキ

高鉢は富士山の静岡県側、スカイラインの水ヶ塚～富士宮口五合目の途中にあります。

スカイラインは冬季に通行止めになり、夏はマイカー規制があるため、自家用車で行ける期間は限られていますが、高鉢駐車場が利用できる５～６月は多くの野鳥が観察できます。

高鉢駐車場の周囲だけでも多くの夏鳥が期待できるので、五合目に行く途中に少し立ち寄るのもおすすめです。

富士山自然休養林歩道Bコース

高鉢駐車場から富士山自然休養林の遊歩道に入ることができます。登山道ではないのでキツイ傾斜のある場所は少なく、気軽に山地の野鳥を観察することができます。

遊歩道の両脇は藪に囲まれているポイントが多く、藪を好むコルリやコマドリ、ルリビタキが見られます。人の通行がなければ遊歩道まで普通に出てくるので、さえずりが聞こえたらその場でしばらく待ってみるのもいいでしょう。

遊歩道の途中にはいくつかの沢があります。

沢

沢の周囲は少し開けているので、遊歩道沿いでは藪に隠れていて観察しにくいコルリやコマドリが沢に出てきてくれれば、かなり観察しやすいので、沢の近くでコルリやコマドリのさえずりが聞こえた場合はソングポストとなりやすい岩の上などを中心に探すといいでしょう。

また、沢の近くではミソサザイがよく見られます。

沢沿いで見られるミソサザイ

コルリやコマドリを探すときと同じように、ミソサザイのソングポストになりそうな場所を中心に、さえずりを頼りにミソサザイを探してみるといいでしょう。

また、駐車場から遊歩道を進んでいくと斜面林を登るポイントがあり、林を上の方から見られるため、メボソムシクイが見やすい場所になります。メボソムシクイのさえずりはかなり大きい声で鳴くので、さえずりを頼りに探すと見つけやすいでしょう。

その他にはキビタキやキバシリなどが遊歩道周囲の林で見られます。

アオバト
アトリ
カケス
キセキレイ
キバシリ
キビタキ
コガラ
コマドリ
コルリ
ヒガラ
ミソサザイ
メボソムシクイ
ヤマガラ
ルリビタキ

駐車場：あり

トイレ：あり