2022年12月15日、沖縄県那覇市と豊見城市にまたがる漫湖へムクドリのねぐら入りを観察に行ってきました。
漫湖にあるムクドリのねぐらはムクドリに加えてギンムクドリやカラムクドリ、ホシムクドリ、時にはバライロムクドリなどのかなり珍しいムクドリ類も利用するとのことなので、それらのムクドリ類を目当てに行ってきました。
漫湖に到着した時間がムクドリのねぐら入りの時間にはまだ早かったので、少し周辺で探鳥。
古波蔵側を歩いていると、歩道の柵沿いでバリケンの群れが休んでいました。
さらに古波藏側を歩いていると、尾羽のないムシクイが地面に降りてきました。
流石に尾羽のないムシクイは覚えがなく、すぐに飛んで行ってしまったので識別は出来ず。尾羽は欠損だと思われます。
イソヒヨドリは先日に引き続き、かなり近くで観察させてくれました。
その後、早めにねぐらに帰ってきている個体がいないかムクドリのねぐらをチェックしにとよみ大橋へ。
15時20分頃にとよみ大橋から漫湖を見渡してみましたが、まだまだ時間は早いようでムクドリは1羽も見られませんでした。
代わりに見られたのはミサゴ。
ムクドリのねぐらになっているマングローブの下にいたのはアカアシシギ。
チュウシャクシギの群れもマングローブ林の中で休息していました。
その後、漫湖水鳥・湿地センターに立ち寄ったり、周辺を回ったりして17時10分頃に再びねぐらをチェックしに戻りました。
この日は日没が17時40分だったので、日の没の30分前くらいから帰って来るだろうと予想し、橋の上からマングローブをチェックすると、四方八方からムクドリの群れがやって来ました。
ただ、ムクドリの群れは360度全方向から猛スピードで飛んできて、マングローブに止まっても一瞬で中の方へ潜ってしまうので、肉眼で確認するのがやっと。
特にとよみ大橋の下から戻ってくる群れは、補足できる時間が短いので、色が白か黒かの違いが判るかどうかでした。
また、気温は20度近くありましたが、風が強く、薄着の状態では体感はかなり寒かったので、ギンムクドリやカラムクドリ、ホシムクドリなどは確認できないまま早々に退散。
次の機会があればしっかりと防寒対策をするのと早朝のねぐらから飛び立つところも観察しに行きたいと思います。
今回確認した野鳥
アカアシシギ
イソヒヨドリ
ウグイス
オキナワシジュウカラ
カワセミ
シロガシラ
シロハラ
バリケン
ミサゴ
リュウキュウキジバト
リュウキュウメジロ
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