日本で見られる緑色の野鳥たち

日本で見られる緑色の野鳥

赤青黄色などの鮮やかな色で人気の野鳥に比べると地味なものが多い緑色の野鳥ですが、メジロやキジなど日本人には馴染み深い野鳥も多くいます。

光沢があるものは光に当たると赤青黄色に負けないぐらい鮮やかに輝くので、晴れの日と曇りの日では別種の様に色が変わるものもいるので観察していて面白い種類も多いです。

今回はそんな日本で見られる緑色の野鳥たちを紹介したいと思います。

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メジロ

日本で見られる緑色の野鳥 メジロ

メジロは日本で見られる緑色の野鳥の中の代表種ともいえる野鳥です。名前の通り目の周りが白く、黄緑色の体が特徴の野鳥で、留鳥や漂鳥として平地から山地まで広い範囲に生息しています。

花の蜜を好む野鳥で、椿の花や梅の花などによく蜜を吸いに来る姿が見られます。特に梅の木にやって来るのが多いのでウグイスと誤認されることが多い野鳥です。

関連記事:ウグイスとメジロの違いと見分け方

花の蜜の他に果実も好み、柑橘類や柿の木などにもよく飛来するため、それらの木があれば住宅街でも普通に見られます。

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キジ

日本で見られる緑色の野鳥 キジ

キジは平地から山地の草原や林縁、河川敷などに留鳥として生息している野鳥です。首からお腹にかけて光沢のある緑色をしており、陽の光などが当たると鮮やかに光ります。

日本の国鳥に指定されており、全国的にも数が多く、大きな体と「ケーンケーン」と非常に大きな声で鳴くので、田園地帯や河川敷では見かける機会の多い野鳥です。

特に稲の刈り取られた冬の田んぼでは大きなキジはかなり目立つので、高い確率で見ることができるでしょう。

関連記事:キジが見られる生息地と探す際のポイント

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アオゲラ

日本で見られる緑色の野鳥 アオゲラ

アオゲラは主に留鳥として平地から山地の林に生息しているキツツキの仲間で、赤い頭に黄緑色の背中が特徴的な野鳥です。

大きめの林があれば、都市部の公園でも普通に見られる野鳥です。キツツキの仲間らしく、ドラミングなど木の幹を叩く音を頼りに探すことができます。

キツツキの仲間としては珍しく、地面で採餌することも多い野鳥です。そのため、アオゲラを探す際は地面も要チェックです。

また、北海道には姿形がアオゲラに非常によく似たヤマゲラが生息しています。

関連記事:アオゲラが見られる生息地と探す際のポイント

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アオバト

日本で見られる緑色の野鳥 アオバト

アオバトは留鳥や漂鳥として平地から山地の林や海岸沿いで見られる野鳥です。

黄緑色の鮮やかなハトで「ウアーオ、ウアーオ」と非常に特徴的な声で鳴きます。

基本的には森林に生息しているので観察する機会はそこまで多くありませんが、アオバトの中には海水を飲みに海岸沿いの岩場にやって来るものもおり、それらの個体群は観察しやすくなっています。神奈川県大磯の照ヶ崎海岸が全国的に有名な場所で、照ヶ崎海岸には堤防の上にアオバトの観察スペースがあります。

関連記事:アオバトが観察できる生息地と探す際のポイント

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キンバト

日本で見られる緑色の野鳥 キンバト

キンバトは宮古島などの南西諸島に留鳥として生息している野鳥です。緑色の羽が美しいハトの仲間で、国の天然記念物に指定されています。

ドバトやキジバトなどと同じく地面で採餌している姿がよく見られ、林内の歩道などの開けた場所でも見ることができます。

キンバトの観察を目的としたツアーなども開催されているので、それらのツアーに申し込めば高い確率で観察することができるでしょう。

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ノジコ

日本で見られる緑色の野鳥 ノジコ

ノジコは主に夏鳥として山地の林に生息している野鳥です。

緑~黄色をしたスズメ大の小さな野鳥で、飛来地も局所的で限られているため、目にする機会は少ない野鳥です。上記のメジロの様に白いアイリングが特徴的ですが、アイリングはメジロほど大きくなく双眼鏡などで見ないと確認は難しいでしょう。

同じく夏の山地でよく見られるアオジと非常によく似ている野鳥なので識別には要注意です。

関連記事:ノジコが見られる生息地と探す際のポイント

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マガモ

日本で見られる緑色の野鳥 マガモ

マガモは主に漂鳥や冬鳥として、海岸沿いや大きな河川に湖沼、小さな公園の池まで様々な環境の水辺に生息しています。頭が光沢のある緑色をしており、光に当たると鮮やかに光りますが、光の加減で紫色に見えることもあります。

比較的数が多い野鳥で、場所によっては冬に大群で見られることもあり、日本で見られるカモ類の中では身近な部類です。

また、アヒルやアイガモの中にはマガモに非常によく似た個体がいるので、識別には注意が必要な野鳥です。

関連記事:マガモとアオクビアヒルの違い・識別・見分け方

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ワカケホンセイインコ【外来種】

日本で見られる緑色の野鳥 ワカケホンセイインコ 外来種

ワカケホンセイインコは外来種として生息域を広げている野鳥です。インコの仲間らしく非常に鮮やかな緑色をしており、大きな声で鳴くので、かなり目立つ野鳥です。

住宅地の中にある公園などでも普通に見られ、電線に大群で止まる姿もよく見られます。果実を好んで食べるため、実の生る木があれば小さな庭などにも大群でやって来ることがあります。

関連記事:東京都内でワカケホンセイインコが見られる場所

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コラム

コメント

  1. 大鷹翔 より:

    カワセミなんかは緑色に入りませんかね。光の入り方によっては鮮やかなエメラルドグリーンに見えます。漢字名も緑色を意味する翡翠という字を使いますし。
    他には夏鳥のブッポウソウもやや青みを帯びた綺麗な緑色をしていますし、冬鳥のタゲリという光沢のある深い緑色の野鳥もいますよ

    • yachojoho より:

      大鷹翔様

      ご指摘いただきありがとうございます。
      カワセミについてですが、検索ボリュームなどから「青い鳥」として認識されている方が多いと感じ、すでに青い鳥を紹介する別の記事に掲載しているためこちらへの掲載は控えておりました。
      また、ブッポウソウとタゲリに関しても構造色により緑色に見えることは存じておりますが、記事作成当時に「緑色の野鳥」として紹介できるほど緑色が濃く出た写真を所持していなかったので掲載を見送っておりました。
      カワセミやブッポウソウなど構造色によって緑色に見える野鳥は、良い発色の写真が入手できましたら掲載を検討したいと思います。
      個人で運営しているサイトのため更新の遅延に関してはご容赦ください。