今日は冬鳥を探して久しぶりに多摩川河口付近へ。
京急大師線の産業道路駅で降りて大師橋の所から多摩川沿いへ。
堤防に上がって多摩川を見渡すと、ヨシ原の向こうで泳ぐキンクロハジロを発見。
キンクロハジロよりもさらに遠くにいたのはウミアイサのメス。
周りにオスがいなか探してみましたが、ウミアイサはこの1羽のみで単独行動をしていました。
ウミアイサを見ていると多摩川の上空をカワウの大群が通過。
カワウの大群は多摩川に降りることはなく、上流の方へ消えていきました。
ヨシ原の隙間から見えた水際の石にはイソシギが止まっていました。
渡りの時期はシギチドリが多く見られる場所ですが、今回はこのイソシギのみ。
オナガガモは小さな波に揺られながら浅瀬で採餌をしていました。
水際から少し離れた場所でカンムリカイツブリが潜ったのが見えたので少し待ってみると、堤防のすぐ近くに浮上してくれました。
それでもこちらに気が付くと一目散に遠くへ逃げていきました。
堤防のコンクリートの上ではタヒバリが佇んでいました。
タヒバリは動くわけでも鳴くわけでもなく、ただただ佇んでいました。
ヒドリガモはヨシ原沿いでこちらにおしりを向けてヨシの下の方をついばんでいました。
冬に大群で多摩川にやって来るスズガモはまだ数が少なく、数羽でキンクロハジロと混群を形成していました。
マガモも数は少なく、数羽の群れで行動していました。
河口で折り返すと、遠くでカラスが騒いで何かを追いかけていたので、近づいて確認するとハイタカが2羽のカラスから逃げ回っていました。
カラスに追われたハイタカはかなり高い場所まで舞い上がり、カラスの追撃を振り切りゆっくりと旋回していました。
ハイタカは低空まで降りてきてはカラスに追いかけられて急上昇するのを繰り返していたので、何度か近くで観察できましたが双眼鏡で追うのが精一杯でした。
ハイタカを見ていると、魚を捕らえたミサゴが上流の方か飛んできました。
今回、ミサゴのような猛禽を何度か遠目で見かけていましたが、はっきりとミサゴと確認できたのはこの個体だけでした。
ハイタカやミサゴが飛び回っていた真下ではマガモがのんきに無防備な姿をさらしていました。
イソシギは先ほどよりもかなり近くで観察することができました。
イソシギの近くでは数羽のタヒバリがバトルを繰り広げており、鳴きながら土手の草原を飛び回っていましたが、草の背が高い場所に降りてしまうので写真に収めることはできませんでした。
帰りがけにカンムリカイツブリが羽繕いの最中で片足をあげた面白い状態で浮かんでいるのを見つけました。
今回は期待していたほど冬鳥が観察できなかったので多摩川で冬鳥が出そろうのはもう少し先のようです。
今回確認した野鳥
アオサギ
イソシギ
ウミアイサ
オオバン
オナガガモ
カルガモ
カワウ
カンムリカイツブリ
キンクロハジロ
スズガモ
セグロカモメ
タヒバリ
トビ
ハイタカ
ハクセキレイ
ハシボソガラス
ヒドリガモ
マガモ
ミサゴ
モズ
ユリカモメ
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