リュウキュウアオバズクが見られる生息地と探す際のポイント
リュウキュウアオバズクは主に留鳥として山地の林や広い林のある公園などに生息している野鳥です。リュウキュウと名の付く通り主に沖縄諸島に生息している野鳥なので、リュウキュウアオバズクの観察は沖縄諸島がメインとなります。
夜行性のため昼間に観察するのは難しい野鳥ですが、夕方の少し軽いうちから鳴きだすこともあるので、姿を観察したい場合は日没の数時間前から探し始めるといいでしょう。
明るいうちに観察したい場合は、夜間にリュウキュウアオバズクが鳴いている場所を確認して、昼間に鳴いていた場所周辺を探してみるのもおすすめです。
※リュウキュウアオバズクの生息する場所では猛毒のハブも生息していることが多く、ハブは夜行性のため、ハブのいる場所で夜中に草むらなどに入っていくのは避けた方がいいでしょう。夜間に声を確認したい場合は安全な車内などからがおすすめです。
末吉公園【沖縄県】
沖縄県那覇市にある末吉公園には主に留鳥としてリュウキュウアオバズクが生息しています。末吉公園はゆいレールの儀保駅から徒歩5分ほどと、アクセスも良く気軽にリュウキュウアオバズクを探しに行くことができるおすすめの探鳥地です。
末吉公園は園内に複数の遊歩道が通っており、林の中を歩くことができます。園内でも高低差がかなりあるので、高い位置にある遊歩道からは木の上の方を見渡すことができるので、それらの場所から木々の上の方に止まるアオバズクを探していくといいでしょう。少し暗くなってから園内にある電灯の周辺を探してみるのもおすすめです。
※観察の際はハブに注意
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辺野喜ダム【沖縄県】
沖縄県国頭村にある辺野喜ダムには主に留鳥としてリュウキュウアオバズクが生息しています。
辺野喜ダムでリュウキュウアオバズクを探す場合は明るいうちはダム周辺の林道、陽が傾いてきたら駐車場周辺で探すのがおすすめです。
ダム周辺の林道は舗装されており、歩きやすくなっているので、自身の体力に合わせて林道を往復して探していくといいでしょう。ダムには電灯があるので、電灯がつく時間からは電灯の周囲を探していくのがおすすめです。
※観察の際はハブに注意
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比地大滝【沖縄県】
沖縄県国頭村にある比地大滝には主に留鳥としてリュウキュウアオバズクが生息しています。比地大滝は渓流沿いに遊歩道が通っており、渓流沿いの林の中を歩くことができます。
遊歩道は斜面林の中を通っている場所も多いので、木々の上の方を観察できる場所からリュウキュウアオバズクを探していくといいでしょう。
比地大滝にはキャンプ場が併設されており、夕方からはキャンプ場利用者以外は立入禁止となるので、注意が必要です。
※観察の際はハブに注意
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大野山林【沖縄県】
沖縄県宮古島市にある大野山林には主に留鳥としてリュウキュウアオバズクが生息しています。
大野山林のある宮古島にはハブが生息していないので、ハブを気にすることなくリュウキュウアオバズクを探すことができます。
林内には複数の遊歩道が通っているので、遊歩道を歩きながらリュウキュウアオバズクを探していくといいでしょう。特に春から初夏の夕方からはリュウキュウアオバズクとリュウキュウコノハズクが各所で鳴きだすので夕方から探し始めるのがおすすめです。
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