脚が赤い鳥9種類|白い鳥・足の長い鳥の名前と見分け方

長いピンク色の脚をしたセイタカシギと野鳥観察用の双眼鏡
本記事のイラストは、見分ける特徴を説明するためのAI生成画像です。

脚が赤い鳥の代表は、セイタカシギ、ユリカモメ、アカアシシギなどです。白黒の体に極端に長いピンク色の脚ならセイタカシギ、白っぽいカモメ型でくちばしも赤いならユリカモメが候補になります。公園や庭で見たハトほどの鳥なら、キジバトやドバトも確認しましょう。

「足が赤い鳥」「脚がピンクの鳥」を調べるときは、色の濃さだけでなく、脚の長さ・くちばし・体の模様を組み合わせると名前に近づけます。この記事では、日本で見られる9種類を比較し、白い鳥や黒っぽい水鳥との違いを紹介します。

赤かったのが脚ではなく羽なら、日本の赤い鳥の一覧と見分け方で、頭や胸が赤い鳥を探せます。

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脚が赤い鳥9種類の早見表

アカアシシギ、ユリカモメ、キジバトの脚とくちばしと体の違い
左からアカアシシギ、ユリカモメ、キジバト。大きさの縮尺は統一していません。

脚の色は、赤・朱色・ピンク・赤紫など、種類や個体によって違います。まずは成鳥の代表的な特徴を比べてください。表の名前を押すと、その鳥の説明へ移動します。

脚の色と、名前を絞るための目印
鳥の名前 脚の色 一緒に見る目印 見られる環境
セイタカシギ ピンク〜赤色 極端に長い脚、細い黒いくちばし、白黒の体 干潟・池の浅瀬・水田
ユリカモメ 赤色 赤いくちばし、白い体と淡い灰色の背 川・湖・河口・海岸
ミヤコドリ 桃赤色 長い赤橙色のくちばし、黒い頭と白い腹 干潟・砂浜・海岸
コウノトリ 淡紅色〜赤色 非常に大きい体、太く長い黒いくちばし 水田・河川・湿地
アカアシシギ 朱色〜橙赤色 灰褐色の体、上下のくちばしの根元に赤み 干潟・水田・川岸
ツルシギ 赤色〜暗赤色 細長いくちばし、夏羽は体が黒っぽい 水田・湿地・干潟
ヒクイナ 赤色 赤褐色の顔と胸、暗い色のくちばし 水田・草の茂った湿地
キジバト 赤紫色 翼のうろこ模様、首の横のしま模様 公園・庭・農地・林縁
ドバト 暗赤色 くちばしの付け根の白い部分、羽色は多様 駅前・公園・市街地

日本で見られる赤い脚の鳥をすべて網羅した表ではありません。幼鳥や季節によって色が淡くなることがあり、泥・光・距離でも見え方が変わります。

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脚が赤い白い鳥・白黒の鳥は?

赤い脚をもつコウノトリとミヤコドリの白黒の体とくちばしの比較
コウノトリは黒いくちばし、ミヤコドリは橙赤色のくちばしが目印。

水辺で見た白っぽい鳥なら、脚がとても長いか、くちばしも赤いか、体がどれくらい大きいかを順に確認します。正面から白く見えても、背中や翼には黒い部分があるかもしれません。

セイタカシギ|ピンク色の脚がとても長い

白黒の体と非常に長いピンク色の脚をもつセイタカシギ
セイタカシギ。細長い黒いくちばしと、体に対して長い脚が特徴。

浅瀬に立つ細身の鳥で、体に比べて脚が際立って長ければ、セイタカシギが有力です。脚はピンク色から赤色、くちばしは黒く細長い形。お腹は白く、背中と翼は黒〜褐色に見えます。

水に入っていると脚の一部が隠れるため、歩いて浅い場所へ出たときの全身を見てください。頭の黒い部分には個体差があり、「頭が白いから違う」とは判断できません。白い体だけでサギと思い込まず、翼の暗色と細いくちばしまで確かめるのがコツです。

季節や幼鳥の特徴まで確認するなら、セイタカシギの生息地・見られる時期・見分け方をご覧ください。

ユリカモメ|白い体に赤いくちばしと脚

赤いくちばしと赤い水かきのある脚をもつ冬羽のユリカモメ
冬羽のユリカモメ。目の後ろの黒い斑点にも注目。

川や海岸で、カモメの形をした白っぽい鳥の脚とくちばしが赤ければ、ユリカモメが候補です。背や翼の上面は淡い灰色で、セイタカシギのような極端に長い脚はしていません。水面に浮く姿や、杭・岸辺で群れて休む姿も見られます。

日本では主に秋から春に見られます。冬羽では頭が白く、目の後ろに暗色の斑があり、夏羽になると頭部が黒褐色になります。頭が黒い個体でも、季節による羽の変化を確認しましょう。若い鳥では、くちばしや脚の色が成鳥ほど赤く見えないこともあります。

頭の色が違って迷ったときは、ユリカモメの夏羽と冬羽の違いで比べられます。

ミヤコドリ|長い赤いくちばしと、黒い頭

黒い頭と白い腹、長い橙赤色のくちばしをもつミヤコドリ
ミヤコドリ。長く太い橙赤色のくちばしと、ピンク色の脚。

海辺で見た鳥が、黒い頭・背中と白いお腹をもち、長くまっすぐな赤橙色のくちばしをしていたら、ミヤコドリを確認します。脚は桃赤色。セイタカシギよりがっしりした印象で、脚も体に対して極端には長くありません。

ユリカモメとの違いは、くちばしの長さと背中の色です。ミヤコドリは背中が黒く、くちばしが長く太く見えます。干潟などで二枚貝を食べる鳥で、日本では主に秋から春に見られます。

姿や季節を詳しく確かめるには、ミヤコドリの特徴とユリカモメとの違いが役立ちます。

コウノトリ|赤い脚をもつ、とても大きな白黒の鳥

白黒の大きな体、黒いくちばし、赤い脚をもつコウノトリ
コウノトリ。大きな体と太い黒いくちばしを確認します。

田んぼや川で見た鳥がとても大きく、白い体に黒い翼、太く長い黒いくちばしをもっていたら、コウノトリが候補です。全長は約110cm、翼を広げると約2mに達し、脚は淡い紅色から赤色に見えます。

セイタカシギとは、大きさとくちばしの太さが大きく違います。遠くの鳥は大きさをつかみにくいので、白黒の配色だけで決めず、周囲の鳥との比較や横向きの姿も手がかりにしてください。

サギとの違いや体の特徴は、コウノトリの生息地・サギとの違いで詳しく紹介しています。

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脚が赤い茶色い鳥・黒っぽい水鳥は?

水辺のアカアシシギ、夏羽のツルシギ、ヒクイナの体色を比較
左からアカアシシギ、夏羽のツルシギ、ヒクイナ。

水田や干潟にいた灰褐色の鳥では、アカアシシギとツルシギが迷いやすい組み合わせです。草の間を歩き、顔や胸も赤茶色ならヒクイナを確認します。

アカアシシギ|赤い脚と、くちばしの根元を見る

赤い脚と、根元が赤く先が黒いくちばしをもつアカアシシギ
アカアシシギ。脚の色に加え、くちばしの根元も目印。

アカアシシギは、灰褐色の体に朱色〜橙赤色の脚が目立つシギです。くちばしの先端は暗く、根元は上側にも下側にも赤みがあることが手がかりになります。

セイタカシギのような白黒の配色や極端な脚の長さはなく、全体に落ち着いた色合いです。飛んだときに翼の後ろ側へ出る幅広い白い部分も、ツルシギと区別する助けになります。脚の赤さだけで鳥名を決めず、くちばしの付け根まで確認しましょう。

見られる環境を調べるなら、アカアシシギの生息地と探す際のポイントへ進めます。

ツルシギ|夏羽は黒っぽく、冬羽は灰色に見える

ツルシギの黒っぽい夏羽と、水辺に立つ冬羽を並べた比較イラスト
ツルシギの夏羽(左)と冬羽(右)。右は水中に脚の一部が隠れています。

ツルシギは、細長いくちばしと長い脚をもつシギです。夏羽では体が黒っぽくなり、脚は暗赤色。冬羽では背中が灰褐色、お腹が白くなり、赤い脚が目立ちます。

アカアシシギと比べると、くちばしがより細長く、赤みは主に下くちばしの根元にあります。「黒い水鳥で脚が赤い」なら、夏羽のツルシギも候補に入れてください。頭だけが黒くなるユリカモメとは、体全体の配色とくちばしの形が違います。

アカアシシギとツルシギで迷ったら
比べるところ アカアシシギ ツルシギ
くちばし 根元の上下に赤み。比較的太く短め より細長く、主に下側の根元に赤み
夏羽の体 灰褐色に暗色の斑 全体が黒っぽくなる
飛んだときの翼 後ろ側の幅広い白い部分が目立つ 同じような幅広い白帯は出ない

どちらも季節や年齢で印象が変わります。遠くてくちばしの色が見えないときは、歩く姿や飛んだときの翼など、別の特徴も合わせて確かめてください。

ヒクイナ|赤茶色の顔と胸、赤い脚

赤茶色の顔と胸、赤い脚をもつ水辺のヒクイナ
ヒクイナ。赤茶色の顔と胸、赤い脚の組み合わせが目印。

水田や草の茂った湿地で、赤茶色の顔・胸と赤い脚が見えたらヒクイナが候補です。背中は暗い緑褐色、くちばしは黒褐色。全長約23cmで、一般的なハトより小さい鳥です。

水際の草の間を歩き、姿が一部しか見えないこともあります。バンのように額やくちばしの根元が鮮やかな赤色になる鳥とは異なり、ヒクイナは顔や胸の羽そのものが赤褐色です。

声やクイナとの違いも確かめたい方は、ヒクイナの鳴き声・生息地・見分け方をご覧ください。

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街中・公園・庭にいる脚が赤い鳥は?

公園にいるキジバトとドバトの翼の模様と赤い脚の比較
左がキジバト、右がドバト。翼の模様と首の模様を比べます。

身近な場所で見た鳥なら、水鳥に絞らずハト類も調べてみましょう。キジバトとドバトは、どちらも脚に赤みがあります。見分けるには、首・翼・くちばしの付け根が役立ちます。

キジバト|赤紫色の脚と、翼のうろこ模様

翼のうろこ模様と首のしま模様、赤紫色の脚が見えるキジバト
キジバト。翼のうろこ模様と首のしま模様を確認します。

キジバトは、灰褐色の体に赤紫色の脚をもつ鳥です。翼には茶色と暗色のうろこ状の模様があり、成鳥では首の横にしま模様が見られます。公園や庭、農地、林の縁などで、地面に下りて食べ物を探します。

赤い脚のハトを見たら、まず翼の模様を確認してください。首の横のしま模様もそろえば、キジバトを考えやすくなります。

ドバト|駅前や公園で見かける、暗赤色の脚のハト

灰色の体と翼の二本の黒帯、暗赤色の脚をもつドバト
ドバトの代表的な灰色の個体。羽色にはさまざまな違いがあります。

ドバトは、カワラバトをもとに人が飼育したハトが野生化したものです。脚は暗赤色で、くちばしの付け根に白い「ろう膜」が目立ちます。原種に近い灰色の個体では、翼の2本の黒い帯も目印になります。

白い個体、黒っぽい個体、茶色やまだら模様の個体もいるため、羽色だけでは決められません。街中にいた「白くて足が赤い鳥」も、丸みのあるハトの体形ならドバトの可能性があります。

ハト同士で迷ったときは、キジバトとドバトの違い・見分け方で、首と翼の模様を比べられます。

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サギ・バンと迷ったときに確認すること

黒い脚と黄色い足指のコサギ、赤い顔と黄緑色の脚のバン
左がコサギ、右がバン。赤い部分が脚なのか顔なのかも確認しましょう。

白いサギに見えたら、翼と足指も見る

全身が白く、黒い脚の先に黄色い足指をもつコサギ
コサギ。脚は黒く、足指は黄色です。

白い体に長い脚があると、サギの仲間に見えることがあります。セイタカシギは背中や翼が暗色ですが、コサギは翼も白い鳥です。コサギの脚は通常黒く、足指が黄色いことが目印になります。

ただし、サギ類にも繁殖期に脚や足指の色が変わるものがいます。脚の色だけでサギを除外せず、首の長さ、くちばし、翼の色も合わせて見ましょう。

体がほぼ白一色だった場合は、ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方が参考になります。

黒い水鳥に赤い部分があったら、バンの顔も確認

赤い額と黄色いくちばしの先、黄緑色の脚をもつバン
バン。顔の赤さと、黄緑色の脚を区別して見ます。

バンの成鳥は、額とくちばしの根元が赤く、くちばしの先は黄色です。脚は主に黄緑色で、付け根側に赤みが見えることもあります。脚全体が赤いのか、顔や脚の上部だけが赤いのかを分けて見てください。

泳いでいて脚が見えない場合は、脇の白い線や尾の下の白い部分が手がかりになります。顔の赤みは冬や幼鳥では目立たないこともあります。

黒っぽい水鳥の候補を比べるなら、バンとオオバンの違いで、顔と足指を確認できます。

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脚が赤い鳥についてよくある質問

赤い脚のユリカモメと、野鳥の特徴を記録するノートと双眼鏡
脚の色に加え、くちばしや体の模様も一緒に見ます。

ピンクの長い脚をした白黒の鳥は何ですか?

セイタカシギが有力な候補です。細くまっすぐな黒いくちばしと、体に対して非常に長い脚を確認してください。かなり大きな鳥で、くちばしが太ければコウノトリなども比較します。

赤いくちばしと赤い脚をもつ白い鳥は何ですか?

カモメの体形で背中が淡い灰色なら、ユリカモメが候補です。頭と背中が黒く、くちばしが長い赤橙色なら、ミヤコドリも確認しましょう。「白かった」という印象だけでは、翼や背中の色を見落とすことがあります。

脚が赤い鳥は珍しい鳥ですか?

脚が赤いだけでは、珍しいとはいえません。キジバトやドバトのように身近な鳥もいれば、利用する水辺や見られる季節が限られる鳥もいます。まず種類を確かめ、見た地域と時期を合わせて考えましょう。

脚の色が写真と違って見えても、同じ種類ですか?

同じ種類の可能性があります。幼鳥・成鳥の違いや季節、光の当たり方、泥による汚れなどで色の印象は変わります。赤みの強さだけで判断せず、くちばしの形、羽の模様、脚と体の比率を優先してください。

候補が見つからないときは、どこを見ればよいですか?

「ハトより大きいか」「水に浮いていたか、浅瀬を歩いていたか」「くちばしは赤いか黒いか」を思い出してみてください。脚が隠れていた鳥は、白い鳥の一覧と見分け方から体の特徴を比べられます。

田んぼで見た鳥は、田んぼにいる鳥の名前と見分け方も確認できます。色や大きさから探し直すなら、鳥の名前がわからないときの探し方へ進んでください。

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参考資料

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