ブッポウソウ

ブッポウソウは主に夏鳥として日本にやってきます。

絶滅危惧種に指定されているほどの希少な野鳥で、現在は限られた生息地で見られる程度です。

そのため、生息地のほとんどで巣箱を設置するなどの保護活動が行われています。巣箱のない場所で自力でブッポウソウを探すなら渡来数の多い広島県や岡山県がいいでしょう。

オオルリの様に飛びながら飛んでいる昆虫を食べるため、虫が多く飛んでいる木や電線の周りは要チェックです。お気に入りの餌場を見つけられればじっくり観察することができるでしょう。

鳴き声は「ブッポウソウ」ではなく「ゲッゲッゲッ」と濁った声で鳴きます。特徴的な声は他の野鳥のさえずりが多い場所でもよく聞こえるので、鳴き声は必ず覚えてから探しに行きましょう。

 

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天龍村【長野県】

長野県の南部にある天龍村では村を挙げてブッポウソウの保護に取り組んでいます。

熱心な保護活動の結果、毎年多くのブッポウソウが村内の各所にある巣箱を使って繁殖をしています。

中でも天龍村役場に設置してある巣箱は中にカメラがあり、役場の中にあるモニターでリアルタイムに巣箱の中を観察することができます。天龍村役場は飯田線の平岡駅から徒歩5分と、電車でのアクセスもいいため車がなくてもブッポウソウを観察しに行くことができます。

天龍村の公式ホームページでは渡来確認日、産卵日、孵化日、巣立ち日を公開しているため、目的の時期に合わせて行くといいでしょう。

また、ブッポウソウを観察する際は、巣箱の近くに設置してある以下の看板よりも離れた場所で観察するようにしましょう。

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栄村【長野県】

長野県北部にある栄村では村鳥にブッポウソウを指定しており、保護活動に取り組んでいます。

特に平滝地区はブッポウソウの森として村の公式サイトでも紹介されています。ブッポウソウは平滝駅からも見える高圧電線によく止まっているので、電線は必ずチェックしましょう。電線から飛んで行ってしまってもしばらくすると戻ってくることも多いので諦めずに待ってみるのもいいでしょう。

平滝地区には飯山線の平滝駅があり、天龍村と同じく車がなくともブッポウソウを観察しに行けることも魅力の一つです。

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