東京ディズニーランド内には林や水辺が適度にあり、以外にも野鳥が多く見られるポイントになっています。
特にその人の多さから他の場所では考えられないほど人馴れしている野鳥が多く、肉眼でも普通に観察できる距離に野鳥がやって来ます。
園内で疲れたらのんびりバードウォッチングを楽しむのもおすすめです。
そこで今回はディズニーランドの中で見られる野鳥の一部を紹介したいと思います。
※ディズニーランドでは野鳥にエサを与えることは禁止されています。また、野鳥の写真はディズニーランド内で撮影したものでありませんが、ご了承ください。
ハクセキレイ
ディズニーランドの地面で人を恐れずにトコトコと歩いているのがこのハクセキレイです。尾羽が長く、尾羽を上下に振る姿がとてもかわいらしい野鳥です。意識をして近づかなければ、数メートルの距離でも普通に通り過ぎていきます。
流石に人の多いアトラクションの近くなどではあまり見られませんが、パレードをしていな時のパレードルートなどでよく見られます。
園内の各所で見られるため、ディズニーランドで見られる地面を歩いている白と黒の鳥といったら大抵がこのハクセキレイです。
カルガモ
カルガモはシンデレラ城の周りやアメリカ河などの水辺の近くでよく見られるカモの仲間です。一年を通してみることができ、普段は人の入れない柵の中でゆっくりしています。ディズニーランドにいるカルガモは驚くほど人に馴れており、おこぼれを狙ってテラス席の下を歩き回っていることもあります。
時折、パレードの前に道に出てきてキャストさんに誘導されている微笑ましい姿も見られます。
春には子供を連れて園内を歩き回ることもあり、その際はちょっとした人だかりができます。
ディズニーランドはカルガモの親子を最も近くで気軽に観察できる場所の一つでしょう。
オナガ
オナガは名前の通り水色の尾羽がとても長く目立つ野鳥です。
見た目からは想像できませんが、カラスの仲間ので「ギョエー、ギョエー」と鳴き声が非常にうるさいので鳴きながら飛んでくればすぐにわかります。
園内で地面に降りてくることはほとんどなく、シンデレラ城の裏手やジャングルクルーズ周辺などの木が多い場所の周辺でよく見られます。ディズニーランドとその周辺には数多く生息しているようで、園内だけでなく舞浜駅周辺でもよく見られる野鳥です。
ムクドリ
群れで行動していることが多く、一年を通して園内の様々な場所で見られます。
注意すべきは秋など園内の木に実の生る時期で、実の生る木の下にはムクドリのフンが大量に落ちてきます。休憩やパレード待ちをする際は木の上にムクドリの群れがいないか十分注意しましょう。
また、園内にねぐらがあるらしく、夕方には大群で上空を飛び回っている姿が見られます。この時も上空からフンが落ちてくるので、要注意です。
ハシブトガラス・ハシボソガラス
一時、ディズニーランドでは特殊な電波を出しているからカラスはいないという都市伝説が流れましたが、これはデマで園内には普通にカラスが生息しています。主に見られるのはハシブトガラスとハシボソガラスの2種類のカラスです。
夕方にはシンデレラ城のてっぺん付近に群れで陣取っている姿も見られます。
テラス席はベンチで食事をしていると普通に食べ物を奪ってくるので近くにカラスがいる際は十分注意しましょう。
また、食べ歩きをしていても飛びながら奪いに来るので、外で食事をする際は周囲にカラスがいないか必ず確認しましょう。
スズメ
最近数が減ったと言われることが多いスズメですが、ディズニーランド内では数が多く普通に見られる野鳥です。
普段は柵の中や園内の木々を飛び回っていますが、人通りが少なければパレードルートにも普通に出てきます。
おこぼれを狙ってテラス席のテーブルの下を歩き回っていることもあるので急に足元から出てきてビックリすることもしばしば。
メジロ
メジロは名前の通り目の周りにある白いアイリングが特徴的な野鳥です。緑色の体からよくウグイスと間違えられます。
花の蜜を好むため、花の多いディズニーランドでは園内の各所で見られますが、特に春のトゥーンタウン内にある桜の木にやって来る姿がよく見られます。
桜の木はパレードルート沿いにあるので、パレードが来るのを待つ間に桜の木に来るメジロの観察を楽しむのもいいでしょう。
ヒヨドリ
ヒヨドリは上記のムクドリとほぼ同じ大きさの野鳥ですが、ムクドリの様に地面に降りてくることはあまりありません。そのため、園内の木々を飛び回っている姿がよく見られます。
ムクドリの様に園内で大群を見ることはありませんが、数羽の小さな群れで移動していることが多く、樹上にいる場合はムクドリ同様フンに要注意です。
名前の遠い「ヒーヨ、ヒーヨ」と大きな声で鳴くので、この声が聞こえたら頭上に注意しましょう。
キジバト・ドバト
ディズニーランドではキジバトとドバトの2種類のハトが生息しています。非常によくいていますが、キジバトは全体的に茶色っぽく、ドバトは灰色を基本として様々な模様があります。
両種とも地面に落ちているポップコーンなどの食べこぼしを狙っているため、テラス席の周辺などでよく見られます。
カルガモと同じく全く人を恐れないので、気が付かないうちにテラス席の下に潜り込んでいて驚かされることもあります。
ちなみに「ゼーゼーポッポー」と鳴いているのはキジバトの方です。
トビ
たまにディズニーランドの上空を飛んでいる大きなタカの仲間がこのトビです。
カラスよりも大きいため、飛んでいるとかなり目立ちますが、高い場所を飛んでいることが多く低空で飛んでいる姿はあまり見られません。
トビといえば江ノ島などのトビが多い観光地では上空から急降下して人の食べ物を奪うことが有名ですが、ディズニーランドではトビに食べ物を奪われることは、ほぼありません。むしろ上記のカラスの方が要注意です。
また、トビ以外にも稀にチョウゲンボウなどの他の猛禽類が上空を飛んでいることもあります。その場合は大抵カラスに追いかけまわされているので、ディズニーランドの上空でカラスが大騒ぎしていたら近くに猛禽類が飛んでいないか探してみるといいでしょう。
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