イワヒバリが見られる生息地と探す際のポイント
イワヒバリは主に漂鳥として繁殖期は高山帯~亜高山帯、越冬期は低山などに生息する野鳥です。
イワヒバリは高木のない高山帯で見られる野鳥のため、生息地なら観察は容易です。
登山道脇のガレ場など見通しの良い場所で見られますが、ガレ場でじっとしていると保護色で見逃す場合があるので、一見イワヒバリが見当たらなくても、双眼鏡などでガレ場の隅々までチェックするといいでしょう。
また少し高くなっている場所で鳴いていることもあるので、イワヒバリがソングポストとして利用しそうな場所を見つけたらそれらの近くで待ってみるのもいいでしょう。
富士山富士宮口五合目【静岡県】
富士山の静岡県側にある富士宮口五合目では主に春から秋にかけてイワヒバリを見ることができます。
イワヒバリを探す際は五合目の駐車場脇から入ることができる宝永遊歩道を通って宝永山の火口縁で探すのがおすすめです。
イワヒバリは大きめの岩の上で鳴いていることがあるので、イワヒバリが止まりそうな場所と見つけたらしばらく待ってみるのもいいでしょう。
火口縁は砂利道が続き、遊歩道脇に柵などもないので火口縁でイワヒバリを探す際は河口に滑落しないように足元に十分注意しましょう。