酒匂川河口周辺で見られる野鳥と観察ポイント
留鳥:イソシギ・イソヒヨドリ・ウミネコ・カワセミ・セグロセキレイ・セッカ・トビ・ヒバリ・ヒメアマツバメ
夏鳥:イワツバメ・コアジサシ・コシアカツバメ・コチドリ・ツバメ
冬鳥:ウミアイサ・カワアイサ・カンムリカイツブリ・タヒバリ・ハマシギ・ミサゴ・ユリカモメ・カモ類
旅鳥:キアシシギ
神奈川県を流れる酒匂川の河口周辺は、一年を通して多くの野鳥が観察できる探鳥地です。
主に酒匂川の西側がバードウォッチングのポイントになるので、午後には順光の良い条件でバードウォッチングを楽しむことができます。川沿いの道も砂利道ですが比較的歩きやすく視界を遮るものもないので、野鳥を見つけるのも容易です。
水鳥が多く見られるポイントですが、雨の日の翌日などは酒匂川の水量が増して野鳥が見づらくなるので注意が必要です。
電車で行く場合は、東海道線の鴨宮駅から徒歩15分ほどで酒匂川の河川敷に出ることができます。
酒匂川
酒匂川の水量が少ない時には小さな中洲ができ、渡りの時期にキアシシギなどを見ることができます。
キアシシギは中洲の他に、干潮時に河口に現れる砂利場などで見られます。また、夏鳥としてコチドリも見ることができます。
冬にはハマシギの大群も見られるので、中洲は要チェックです。
イソシギは留鳥として通年見ることができるので、探してみるといいでしょう。
酒匂川河口周辺には上記の写真の様にコンクリートブロックのある場所がいくつかあります。これらの場所はカワセミがよく見られるポイントになるので、ブロックの上を注意深く探してみるといいでしょう。
酒匂川河口周辺では夏鳥として多くのコアジサシが見られます。酒匂川西側のグラウンド前などの水際を歩けて酒匂川を一望できるポイントから探してみるといいでしょう。
酒匂川の河口では冬にミサゴが見られることもあるので、上空も要チェックです。
海沿いではカンムリカイツブリやウミアイサなども見られるので、河川敷の西側から海沿いに出て探してみるといいでしょう。
また、酒匂川河口周辺は冬鳥としてカワアイサが見られるポイントとしても有名な場所です。カワアイサは飯泉取水堰やJR・新幹線の鉄道橋周辺でよく見られるので、その辺りを中心に探してみるといいでしょう。カワアイサは稀にコンクリートブロックで休憩していることもあるので、コンクリートブロックで休んでいる水鳥の群れもチェックしてみるといいでしょう。
河川敷
酒匂川河口周辺の河川敷には広場や砂利道、草むらなどが広がっています。
河川敷では留鳥としてはヒバリやセッカなど見られますが、繁殖期のさえずり飛翔をする時期以外は見つけ難いので、ヒバリやセッカを探す際は春から初夏がおすすめです。
また、夏鳥としてツバメ、イワツバメ、コシアカツバメが見られます。ツバメが特に多く、ツバメの群れの中にイワツバメやコシアカツバメが混じっている形になるので、ツバメが群れで飛んでいる場合は1羽ずつチェックしてみるといいでしょう。その際は土手の上から河川敷を広範囲に見渡しながら探すのがおすすめです。
冬の河川敷ではハクセキレイやセグロセキレイに混じって、多くのタヒバリが見られるので、利用者のいないサッカーや野球のグランドを探してみるといいでしょう。
また、留鳥としてヒメアマツバメも見られるので春から夏以外も上空は要チェックです。ヒメアマツバメはツバメやイワツバメなどに比べると高い場所を飛んでいることが多いので、ツバメの群れが飛び回っている時は高い場所を探してみるといいでしょう。
留鳥として生息しているイソヒヨドリは人のいないグラウンドや、橋の下などで見られます。夏には幼鳥も見られるようになるので探してみるといいでしょう。
管理人が実際に確認した野鳥
アオサギ
イソシギ
イソヒヨドリ
ウミアイサ
ウミネコ
オオセグロカモメ
オオバン
オカヨシガモ
オナガガモ
カワアイサ
カワセミ
カンムリカイツブリ
キアシシギ
コアジサシ
コガモ
コサギ
コシアカツバメ
コチドリ
スズメ
セグロカモメ
セグロセキレイ
セッカ
ダイサギ
タヒバリ
チョウゲンボウ
ツバメ
ドバト
トビ
ハクセキレイ
ハシビロガモ
ハシボソガラス
ハマシギ
ヒドリガモ
ヒバリ
ヒメアマツバメ
ヒヨドリ
マガモ
ミサゴ
ムクドリ
ユリカモメ
アクセス
トイレ:なし
駐車場:河川敷に駐車スペースあり