明治神宮で見られる野鳥と観察ポイント
留鳥 オオタカ カワセミ
冬鳥 アオジ クロジ トラツグミ ルリビタキ
旅鳥 オオルリ キビタキ
明治神宮は原宿という都会の中にありながら、多くの木々に囲まれ、野鳥の多く生息する場所として都内でも指折りの探鳥地となっています。JRの原宿駅をはじめ、最寄り駅が多くアクセスも非常によいため、気軽にバードウォッチングを楽しむことができます。
御苑
御苑は明治神宮内でも多くの野鳥を観察できる可能性の高い場所で、御苑に入るには御苑維持協力金の500円が必要ですが、明治神宮でバードウォッチングをする際は必ずチェックしたい場所です。
御苑内にある南池にはカワセミが生息しています。
カワセミを探す際は、御釣台から対岸にいくつかある池に伸びた枝を重点的に探してみましょう。少し距離がありますが、カワセミは青がよく目立つので天気が良ければ肉眼でも見つけることができます。
また、南池と菖蒲田の間の通路から南池を見るとある杭の上にもカワセミが止まることがあり、そこに止まればかなり近くでカワセミを観察することができます。
南池周辺にはオオタカも生息しており、南池にいるカルガモを狙って急降下してくる場合があります。
南池の周囲にはオオタカの好きそうな池を見渡せる枯れ枝がいくつかあるので、オオタカが止まっていないか確認しましょう。
清正井や東門周辺の林では小鳥が多く見られます。
渡りの時期にはキビタキなどが見られることもあります。ほかの野鳥の群れに混じっていることもあるので、シジュウカラやメジロの群れを見つけたら、混ざっていないかチェックしましょう。
冬には歩道に人懐っこいアオジが飛び出してきます。アオジはじっと待っていると足元まで来ることがあるので、近くで観察したい時はしゃがんでしばらく待ってみましょう。
冬の御苑内はルリビタキやクロジの観察ポイントとしても有名な場所です。
ルリビタキやクロジを探す際は比較的人の少ないつつず山で探すのがおすすめです。
人が少ない平日などは歩道まで出てくることもあります。
また、林内にはメジロなどの小鳥を狙ってツミが現れることがあります。シジュウカラやメジロが不自然に騒ぎ出したら近くにツミがいる可能性が高いので周囲を木々を要チェックです。
北池
北池は宝物殿の隣に位置しており、御苑と並んで多くの野鳥を観察できるポイントです。
北池周辺は、御苑内と並ぶルリビタキの観察ポイントです。
ルリビタキは年末から年初にかけて明治神宮にやってきて、ルリビタキの出現情報が出ると明治神宮は多くのバードウォッチャーで賑わいます。
ルリビタキは御苑内でも観察できますが、北池は入園料がかからず視界も開けているため、ルリビタキを探す際はまず、北池周辺を探すことをおすすめします。
ルリビタキは縄張りを持っており、同じ場所に戻ってくることが多いので、一度見つけたらしばらくその場で待っているとルリビタキを観察できる機会は多くなるでしょう。
北池には冬にオシドリもやってくることが多く、ルリビタキと人気を二分しています。
オシドリは北池の奥の草陰にいることが多いので、水面に姿が見えなくても池の周りをじっくり探してみましょう。
※近年ではオシドリが観察できる機会が減っているので、北池でオシドリが見られない場合は、明治神宮の近くにある新宿御苑でオシドリを探すといいでしょう。
林
明治神宮は御苑以外の林でも多くの野鳥を観察することができます。
留鳥としてはヤマガラやシジュウカラ、メジロなどが見られます。
冬になると、シロハラやアカハラが落ち葉をひっくり返しながら採餌を行うので、林の至る所からガサガサと音がします。基本的には数が多いシロハラであることがほとんどですが、トラツグミの場合もあるので、ガサガサと落ち葉をひっくり返す音が聞こえたら必ずチェックしてみましょう。
管理人が確認した野鳥
アカハラ
アオサギ
アオジ
オオタカ
オシドリ
カイツブリ
カルガモ
カワセミ
キジバト
キビタキ
キンクロハジロ
コガモ
コゲラ
シジュウカラ
シメ
シロハラ
ツグミ
ツミ
トラツグミ
ノスリ
ヒヨドリ
ホシハジロ
マガモ
モズ
ヤマガラ
ルリビタキ
周辺の探鳥地
所在地・アクセス
住所:東京都渋谷区代々木神園町1−1
最寄駅:JR山手線「原宿」駅より徒歩1分
東京メトロ千代田線・ 副都心線「明治神宮前<原宿>」駅より徒歩1分
JR山手線「代々木」駅より徒歩5分
小田急線「参宮橋」駅より徒歩3分
最寄り高速出口:首都高速4号新宿線代々木より約5分
駐車場:あり
トイレ:あり