昨日は冬鳥を観察しに茨城県の中部にある涸沼へ。
まずは珍鳥飛来地としても有名な涸沼西側の駒場の田園地帯から探鳥を開始。
涸沼周辺の田園地帯は冬に多くの猛禽類が見られる場所なので今回もまずは猛禽類を探して電柱・電線や杭の上などの中心に探しました。
そして幸先よく電柱に止まるノスリを発見。
ノスリは毎年涸沼で多く見られる猛禽類で、今回も田園地帯の各所でノスリを見ることができました。
ノスリの止まっていた電柱にはフンがこびりついてたので、猛禽類やカラスのお気に入りの場所になっている様です。
ノスリが止まっていた電柱の一つ手前に止まっていたのはトビ。
トビもノスリと同じく田園地帯の各所で見られましたが、早朝だったためか電柱や電線で休んでいる個体が多くじっくりと観察させてくれました。
遠くで車に驚いてカラスの群れが飛び立ったので近づいてみると、予想通りミヤマガラスの群れでした。
群れから少し離れた場所に1羽でポツンと止まっているミヤマガラスを見つけ、じっくりと観察することができました。
このミヤマガラスは警戒しているのか仲間を呼んでいるのか少し離れた場所にいる群れに向かって大きな声で鳴いていました。
群れの中にコクマルガラスが混じっていないか入念にチェックしましたが、この群れには混じっていないようでした。
ミヤマガラスの群れを見ていると、先ほどノスリが止まっていた電柱のさらに奥の電柱にハヤブサが止まっているのを発見。
かなり遠い場所でしたが、順光だったこともあってはっきりとみることができました。
遠くから双眼鏡で観察し終えて移動しようとすると近くの田んぼに降りてきてくれました。
特に何かを捕まえた様子もなく、しばらくこの場所でじっといてくれました。
ハヤブサの観察を終えて、出発するとすぐにタヒバリの群れを発見。
タヒバリはかなりの数がおり、時折ハクセキレイと一緒に農道に出てきて歩き回っていました。
ヒバリも田んぼの各所で見られ、気が付かずに飛ばしてしまうことが何度もありました。
その後、タゲリを探しましたが見つからなかったので駒場の田園地帯を後にして涸沼の南岸へ。
涸沼を見渡すと岸のすぐそばで泳ぐハジロカイツブリの群れを見つけました。
ハジロカイツブリの群れはざっと数えただけでの50羽以上おり、一斉に潜っては浮上を繰り返していました。
ハジロカイツブリの群れは特にこちらを気にする様子もなく、かなり近くまで寄ってきてくれたので赤い目まではっきりと見ることができました。
遠くの方で3羽のハクチョウが泳いでいる姿が見えたので、オオハクチョウかコハクチョウかと期待して確認しましたがコブハクチョウでした。
マガモは非常に数が多く、涸沼に浮かんでいたカモのほとんどがマガモでした。
各地で数が増えているオオバンもここでは少数派。
カンムリカイツブリは広範囲に散らばっており、マガモの群れに混じったり単独で潜水を繰り返していたりと様々でした。
今回確認した野鳥
アオサギ
オオジュリン
オオバン
カルガモ
カワウ
カンムリカイツブリ
キジ
キンクロハジロ
セグロカモメ
ダイサギ
タヒバリ
チョウゲンボウ
トビ
ノスリ
ハクセキレイ
ハジロカイツブリ
ハヤブサ
ヒバリ
ヒヨドリ
マガモ
ミサゴ
ミヤマガラス
モズ
ユリカモメ
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