栃木県下都賀郡野木町にある野木神社には毎年フクロウが子育てにやって来ます。
フクロウは野木町の「町の鳥」にも選ばれており、町内に数か所あるといわれている生息地の中で最も有名なのがこの野木神社です。
フクロウが最も観察しやすいのは子育ての時期になる5月頃ですが、境内にある看板によると12月頃にも見られることがあるそうです。
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境内にある看板
フクロウは留鳥のため、1年中野木神社やその周辺で見られる可能性がありますが、夜行性で昼間は木の上でじっとしていることが多いので、子育ての時期以外にフクロウを見つけるのは至難の業でしょう。
鳥居横にはフクロウのモニュメントがあり参拝者を出迎えてくれます。
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鳥居横のフクロウのモニュメント
フクロウは境内にある大ケヤキのウロに巣を作り、子育てを行います。
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大ケヤキ
巣穴となるウロはケヤキのかなり上の方にあるため、観察には双眼鏡が必須です。写真を撮る場合もスマホや普通のデジカメでは余程近くに止まってくれない限り撮るのは難しいので、高倍率のデジカメや望遠レンズをつけた一眼レフカメラが必要です。
ヒナが巣穴にいる間、親鳥は巣穴の近くに止まっていることが多いのでケヤキの木の中部や、隣にある大イチョウを探してみましょう。
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フクロウの親鳥
フクロウは翼を広げると1mをこえるほどの大きななので、フクロウが止まりやすい少し太めの枝を探すといいでしょう。
ヒナは巣立つと、巣穴の近くや隣の大イチョウで見られるようになります。
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巣立ったヒナ
しばらくして自由に飛び回れるようになるとケヤキから離れて神社の周りの木々を転々とするようになり観察は難しくなるので、ひなを見たい場合は巣立つ前か、巣立った直後がおすすめです。
ただし、野木神社でのフクロウの観察は午後5時までとなっているため、夕方に行こうと思っている方は時間に注意しましょう。
絵馬掛所の隣にはフクロウの写真が飾ってあるので、運悪くフクロウを見つけることができなかった時はこちらの写真で我慢です。
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フクロウの写真
本殿の横には大きなフクロウの石像もあります。
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フクロウの石像
実際のフクロウよりもかなり大きいので存在感があります。
また、野木神社ではかわいいフクロウのお守りが売られています。
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フクロウのお守り
フクロウは「不苦労」とも呼ばれ縁起がいいのでお守りにはピッタリですね。
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