夏のバードウォッチングは暑さとの闘い。そこで今回は夏でも比較的気温が低く、快適にバードウォッチングを楽しむことができる高原で見られる野鳥を紹介します。

ただし、気温が平地よりも低いといっても日差しを遮るものが少ない高原では日焼けや熱中症には十分注意が必要です。

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ノビタキ

ノビタキは高原で見られる野鳥の代表種です。夏鳥として日本に飛来し、春先の早い時期から高原で見ることができます。綺麗な夏羽のオスは草原性の野鳥の中でも人気の高い野鳥です。

草原の中に点在する低木や、飛び出た細い枝のてっぺんなどでさえずるためお気に入りのソングポストを見つけられれば観察は比較的容易です。高原の中を通る遊歩道沿いなどでノビタキの止まりそうな場所に目星をつけて待っていれば向こうから近くにやってきてくれるでしょう。

電線に止まることも多いので、高原の中を電線が通っていれば要チェックです。

 

ホオアカ

ホオアカはノビタキと並んで高原でよく見られる野鳥の一つです。主に漂鳥として日本に生息しており、高原で見られるのは主に繁殖期である春から夏です。観察機会の多いホオジロとよく似ていますが、名前の通り頬が赤いので見分けることができます。

ノビタキと同じように細い枝のてっぺんでよくさえずっているので、ノビタキと同じようにお気に入りのソングポストを探すといいでしょう。

雨上がりなどは水たまりに水浴びに来ることが多いので遊歩道などに水たまりができていたら、少し離れて待ってみるといいでしょう。

 

カッコウ

カッコウは主に夏鳥として日本にやって来ます。

カッコウはノビタキやホオアカなどを托卵相手として利用します。そのため、ノビタキやホオアカなど托卵相手が多い高原では必然的にカッコウの数も多くなります。

木や電柱などのてっぺんで「カッコウ、カッコウ」と大きな声でさえずるため、見晴らしのいい高原では簡単にカッコウの姿を見つけることができるでしょう。草原の中にポツンと立つような木はかなり狙い目です。

高原の周りに林が広がっているような場所では同じカッコウ科で姿がとてもよく似たホトトギスが見られることがあるので識別には十分注意しましょう。

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オオジシギ

オオジシギはシギチドリ類にしては珍しく草原を生息地にしている野鳥です。主に夏鳥として日本にやってくるため、観察できる時期は春から夏になります。

オオジシギは大きな声で鳴きながら飛び、ザザザザーと大きな音を立てて急降下を繰り返すディスプレイフライトを行うため、カミナリシギとも呼ばれています。ディスプレイフライトは早朝や夕方に行われることが多いため、オオジシギを探す際は早朝や夕方がおすすめです。広い高原の上空を広範囲に飛び回るため、ディスプレイフライトをしていればオオジシギを見つけるのはとても簡単です。

また、ディスプレイフライトの後は急降下してきて草原内にある枯れ木や枝のてっぺんに止まることが多いのでオオジシギが好みそうな場所の近くで待っているのもいいでしょう。

 

コヨシキリ

コヨシキリは主に夏鳥として高原にやって来ます。

コヨシキリの生息地は局地的でどこの高原でも見られるというわけではありませんが、大きな声と開けた場所でさえずる習性によって生息地で見つけるのは簡単です。草原性の野鳥の例に漏れずお気に入りのソングポストを見つければ、じっくりと観察することができるでしょう。

また、姿や声がよく似たオオヨシキリと生息地が被ることが多いので識別には要注意です。

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