宮古島探鳥記事第4弾は宮古島で一番有名な探鳥地、大野山林の野鳥です。
追記:大野山林の池の場所や観察できる野鳥は下記のページで詳しく紹介しています。
大野山林はリュウキュウアカショウビンやリュウキュウサンコウチョウなど人気の野鳥が間近で観察できる探鳥地としてバードウォッチャーに大人気の場所です。
だた、今回は2月ということでアカショウビンやサンコウチョウは見られないので留鳥のキンバトやカラスバト、オオクイナを探します。
駐車場に車を止めてまずはこどもの国広場をみると、ビンズイの群れが採食中でした。
ビンズイは松林と広場で採食しており、警戒心のない個体は比較的近くまで寄ってきてくれました。
今回宮古島滞在中に大野山林は数回訪れましたが、ビンズイの群れは毎回見られたので、このあたりがお気に入りのようです。
ビンズイの群れの近くにはキセキレイがいることも何度かありました。
一番東側にある調整池は水がほぼなく、キセキレイが水のなくなった池を独占していました。
林の中ではリュウキュウメジロ群れに混じって1羽のウグイスが見られました。
外来種として数を増やしているインドクジャクは森の中で何度か見かけましたが、こちらに気づくとすぐに藪の中に隠れてしまい、何とか取れたのはオスの長い尾だけ。
狭い遊歩道内では突然出てくる大きなインドクジャクに何度も驚かされました。
竜の家の近くにある水場付近では留鳥のリュウキュウキビタキが見られました。
ただ、水場付近はかなり暗く、じっくり観察できないままリュウキュウキビタキは森の奥に飛んでいきました。
今回、一度だけ夕方に水場の前にブラインドを張ってオオクイナを待ってみました。
森の中は全く暑くなく、むしろ少し寒いくらいでブラインドの中でも快適に過ごせました。
1時間以上なんの音沙汰もなく諦めかけていると、ハイタカが水浴びにやってきました。
ハイタカはしばらく周囲をうかがった後、ゆっくりと水に入っていきました。
ハイタカは10分以上水場におり、水浴びをじっくり観察することができました。
ハイタカが来た時点でオオクイナは諦めていましたが、予想通りその後もオオクイナが出てきてくれることはありませんでした。
暗くなってきたのでブラインドを片付けると、片付け終わると同時にリュウキュウキビタキが水浴びにやってきました。
その他にもサンショウクイかリュウキュウサンショウクイが鳴きながら木々の上を飛び回っていたり、ズアカアオバトも何回か遠くで鳴いてくれました。
また、夜中に大野山林の周囲を車で回ってみると、リュウキュウアオバズクとリュウキュウコノハズクが森のいたるところで鳴いていました。
オオクイナや数年前に来た時に見られたキンバトやカラスバトは見られませんでしたが、大野山林では冬でも多くの野鳥を観察できることがわかりました。
次回はその他に宮古島で見られた野鳥をまとめた記事の予定です。
今回確認した野鳥
ウグイス
キセキレイ
サシバ
サンショウクイorリュウキュウサンショウクイ
シロハラクイナ
ズアカアオバト
ハイタカ
ビンズイ
ミサゴ
リュウキュウアオバズク
リュウキュウキジバト
リュウキュウキビタキ
リュウキュウコノハズク
リュウキュウヒヨドリ
リュウキュウメジロ
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