リュウキュウヨシゴイが見られる生息地と探す際のポイント
リュウキュウヨシゴイは主に沖縄県などに留鳥として生息しています。名前の通りヨシゴイの仲間で、オスは赤味の強い茶色が特徴的な野鳥です。
ヨシゴイ類の例にもれず、マングローブ林や湿地の草むらに生息しているため観察頻度はそれほど高くありません。湿地の草むら沿いで待つか、密度の低いマングローブ林で探すといいでしょう。
車などに驚いて飛び立った後は、木の上などの高い場所に止まることも多いので、リュウキュウヨシゴイのいそうな場所の近くを車が通った時はリュウキュウヨシゴイが飛び立たないかチェックしてみるといいでしょう。
喜如嘉水田【沖縄県】
沖縄県国頭郡大宜味村にある喜如嘉水田には主に留鳥としてリュウキュウヨシゴイが生息しています。
喜如嘉水田はオクラレルカと呼ばれる花が植えられており、リュウキュウヨシゴイはオクラレルカの花畑の中に隠れているので花畑の際を探して行くといいでしょう。
リュウキュウヨシゴイは村内に流れる時報などに驚いて花畑から飛び出してくることもあるので、村内放送が流れたら田畑を広く見渡して飛ぶリュウキュウヨシゴイを探してみるといいでしょう。
喜如嘉水田は観光地にもなっていますが、地元の農家の方も多く作業しているので、リュウキュウヨシゴイを探す際は農家の方の作業の迷惑にならないように十分注意してください。
関連記事:喜如嘉水田で見られる野鳥と観察ポイント
金武の田イモ畑
沖縄県金武町にある田イモ畑には主に留鳥としてリュウキュウヨシゴイが生息しています。
リュウキュウヨシゴイは田イモ畑や水路などで見ることができます。田イモ畑の際や、水路に架かる橋の上からリュウキュウヨシゴイを探していくといいでしょう。
水路にリュウキュウヨシゴイがある場合は、水路沿いのガードレールをうまくブラインド代わりに利用すると近くで観察できることがあるのでおすすめです。
リュウキュウヨシゴイは農道を走る車に驚いて飛び立つこともあるので、農道を車が走っていたら車の周囲でリュウキュウヨシゴイが飛び立たないかチェックするといいでしょう。
漫湖【沖縄県】
沖縄県那覇市にある漫湖には主に留鳥としてリュウキュウヨシゴイが生息しています。
リュウキュウヨシゴイは主にマングローブ林の中にいますが、漫湖の広いマングローブ林でリュウキュウヨシゴイを見つけるのは至難の業です。
漫湖・水鳥湿地センターの前には木道があり、マングローブ林の中を歩くことができるので、木道からマングローブの木々の隙間を探していくといいでしょう。
また、水鳥湿地センターの中には野鳥の観察情報が掲載されているので、事前にチェックすることをおすすめします。
関連記事:漫湖で見られる野鳥と観察ポイント