フクロウが見られる生息地と探す際のポイント
フクロウは主に留鳥として山地や平地の林に生息しています。ネズミを主食としているため、ネズミが多く生息する農耕地や牧場、草原などの周囲の林でよく見られます。
夜行性のイメージが強いフクロウですが、早朝や夕方の比較的明るい時間帯も活発に活動するため、フクロウを探すのは早朝か夕方がいいでしょう。フクロウは鳴き声も大きいので鳴き声を頼りに探すのもおすすめです。
「ゴロスケホッホー」というフクロウの声が聞こえたら草原や農耕地の中にあるフクロウが止まれそうな止まり木を探し、少し離れた場所で待ってみるといいでしょう。
フクロウは非常に警戒心が強い野鳥です。繁殖期以外でフクロウを見つけた際は不用意に近づくと高確率で飛ばれてしまうので、車に乗っている時見つけた際は車から降りずに車内から観察しましょう。
戦場ヶ原【栃木県】
栃木県日光市にある戦場ヶ原には湿原の周囲の林にフクロウが留鳥として生息しています。
戦場ヶ原にはフクロウの獲物となるネズミが多く生息しており、そのネズミを狙って早朝と夕方に活発に活動します。
戦場ヶ原は遊歩道が整備されているので、林の中や湿原沿いの木道を歩きながらフクロウを探すといいでしょう。湿原の中にある低木に止まっている事もあるので、要チェックです。
林の中でフクロウを探す場合は林内の見通しがよくなる冬がおすすめですが、場合によってはスノーシューが必要なほど雪が積もる事があるので積雪情報は事前に調べておきましょう。
冬以外の季節の早朝と夕方はツキノワグマの活動時間帯になるので、熊除けの鈴や複数人で行動するなど十分注意してフクロウを探しましょう。
関連記事:戦場ヶ原で見られる野鳥と観察ポイント
野辺山高原【長野県】
長野県の八ヶ岳山麓にある野辺山高原にはフクロウが留鳥として生息しています。
特に冬は出現率も高くフクロウの観察スポットとしてとても有名で、頻繁にフクロウ観察ツアーが行われているほどです。そのため、野辺山高原でのフクロウの観察は冬がいいでしょう。
フクロウは野辺山高原全域が生息地になっているので、自分だけのポイントが発見できればじっくり観察することができるでしょう。
フクロウを探す際は農耕地の中でも獲物となるネズミが生息しやすい草原のようになっている場所を探すのがおすすめです。そのような場所の林縁を入念に探していきましょう。
真冬には積雪が多く、スタックしている車も見かけるので、フクロウの観察は雪が積もる前の初冬がおすすめです。
野木神社【栃木県】
栃木県野木町にある野木神社は、毎年繁殖期になると境内の大ケヤキにフクロウが子育てにやってきます。
詳細は以下の記事に掲載しているのでご参照ください。