今日は先週に引き続き茨城県の中部にある涸沼に冬鳥の観察へ。
今回は涸沼の南東から探鳥を開始。
湖畔に出るとアオサギが堤防の上にたたずんでいました。
アオサギを見ているとかなり遠くの方で泳ぐ2羽のミコアイサを発見。
曇り空であまりにも距離がありすぎたのでミコアイサと確認するのがやっとでした。
涸沼沿いを進んでいると、ホオジロが見やすい位置に出てきてくれました。
近くにはオオジュリンもいましたが、ヨシ原の中を飛び回る姿しか見えず、写真に収めることはできませんでした。
ユリカモメは杭の上で休憩中。
水際に集まっていたマガモはこちらに気が付くと一目散に沖の方へ。
カンムリカイツブリはやたらと頭を低くして沖へ向かっていきました。
ハジロカイツブリはポツンと1羽で泳いでいました。
ハジロカイツブリの近くには普通のカイツブリも泳いでいました。
カルガモと並ぶとカイツブリの小ささがよくわかります。
湖上のカモたちを見ながら進んでいると、ミサゴが獲物を捕らえて杭に止まっているのが見えました。
ミサゴはカメラを構えた瞬間、杭から飛び立ちこちらに飛んできました。
その後、ミサゴは獲物をつかんだまま、田んぼの方へ消えていきました。
オカヨシガモは数が少なく、数羽の群れが何度か見られた程度でした。
珍しくトビが比較的近くに降りてきていたので、しばらく観察。
目に入る光の加減か、かなり優しい顔に見えました。
涸沼北東の鉄塔にはてっぺん近くに止まるハヤブサを発見。
止まっている場所が高すぎて近づいたらお尻しか見えないし、離れると小さすぎて見えないしと観察に苦労しました。
ほぼ真下からギリギリ顔が見えたハヤブサ。
ハヤブサを観察した後出発点に戻ると、遠くの方にいるホオジロガモを見つけましたが、くちばしを背中に突っ込んでいたので肝心の白い頬を見ることができませんでした。
白い頬が見たかったので、しばらく見ていましたが顔を上げる気配が全くないので諦めて移動しました。
すると先ほどの2羽のミコアイサが比較的近くまでやってきてくれました。
ミコアイサはマガモと並ぶとかなり小さく見えます。
田んぼの水路ではセグロセキレイとハクセキレイが縄張り争いを繰り広げていました。
勝ったのはセグロセキレイ。ハクセキレイを追い払ったとすぐに同じ水路に戻って来ました。
先ほどポツンと1羽で泳いでいたハジロカイツブリが今度は大群で見られました。
ハジロカイツブリはいくつかの群れに分かれており、それぞれの群れが数十羽の大きな群れでした。個人的にハジロカイツブリの群れは涸沼の南側で見ることが多いイメージです。
ホシハジロは堤防のかなり近くを泳いでいました。
いこいの村涸沼の近くで足元から小鳥が飛び立ったと思ったら、タヒバリがすぐ近くに降りてくれました。
じっとしてくれていたタヒバリとは対照的に近くにいたイソシギは忙しなくお尻を振りながらタヒバリから離れていきました。
今日はお腹の羽繕いをするスズガモがとても多く見られました。
お腹を見せているスズガモは遠目から見ると、かなり白く見えるので何度もホオジロガモと見間違えました。
涸沼の湖上で多くの水鳥を観察できたので、今度は猛禽類を探して涸沼の南側の田んぼへ移動。
田んぼに移動して最初に見つけたのはモズ。
モズの180度反対側にはチョウゲンボウが止まっていました。
しばらく見ているとチョウゲンボウはバッタを捕まえて近くの電線に止まってくれました。
バッタを食べ終わると、すぐさま下の田んぼに降りて2匹目を捕まえました。
2匹目のバッタを食べ終わると電線から降りて杭に止まってしばらく休憩していたので、かなりじっくりと観察することができました、
1つの田んぼにタシギが5羽以上おり、気がつかずにすべて飛ばしてしまいましたが、1羽だけ何とか見える位置に降りてくれました。
最後にいつもタゲリが見られる涸沼駅周辺の田んぼに向かいましたが、タゲリは見つからず、代わりにミサゴが電柱に止まっていました。
十数メートルほどの距離でしたが、逃げずにいてくれたのでじっくりと観察することができました。
今回確認した野鳥
アオサギ
イソシギ
オオジュリン
オオバン
オカヨシガモ
カイツブリ
カワウ
カンムリカイツブリ
キンクロハジロ
スズガモ
セグロセキレイ
ダイサギ
タシギ
タヒバリ
チョウゲンボウ
トビ
ハクセキレイ
ハジロカイツブリ
ハヤブサ
ヒドリガモ
ホオジロ
ホオジロガモ
ホシハジロ
マガモ
ミコアイサ
ミサゴ
モズ
ユリカモメ
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