今日は栃木県など四県にまたがる渡良瀬遊水地に夏鳥を探しに行ってきました。
渡良瀬遊水地に到着してまずは谷中湖の周囲で野鳥を探すとホオジロがいたるところでさえずっていました。
第一調節池の水路ではまだポツポツとカモが残っていました。
1番多く見られたのはコガモ。
ハシビロガモも5羽ほど残っていました。
ヨシ原のいたるところでさえずっていたヒバリは、1羽が道路まで出てきてくれました。
第一調節池では1羽のオオセッカが大きな声でさえずっていましたが、ヨシ原を出たり入ったりで写真は撮らせてくれませんでした。
大人気の谷中湖のトラフズクは平日にもかかわらず、30名近くのカメラマンが集まっていたので姿を確認してすぐに退散。
トラフズクを確認した後、谷中湖の西側を野鳥を探しながら進んでいると、前回ニュウナイスズメが見られた場所で、ヒレンジャクの群れに遭遇。
前回の記事:渡良瀬遊水地の野鳥 ニュウナイスズメ ベニマシコ etc
ヒレンジャクの群れがいた木は葉が生い茂り、観察するのが大変でしたが、何度か見やすい場所に止まってくれました。
ヒレンジャクの群れがいた木にはコムクドリもいましたが、ヒレンジャクに夢中になっている間にどこかへ飛んで行ってしまいました。
ヒレンジャクの群れがいた木のすぐ近くにはカオジロガビチョウも見られました。
そしてここから怒涛のヒレンジャクラッシュ。
谷中湖を反時計回りに進んでいると、何度もヒレンジャクの群れに出会いました。
先ほどの場所から少し北に進んだ場所では10羽以上のヒレンジャク群れ。
中央エントランス付近では一番多く、2~30羽のヒレンジャクの群れを見ることができました。
群れが飛んで行った方向や観察間隔を考えると、ほとんどが別の群れだと思います。
結局トータルで50羽近くのヒレンジャクを見ることができました。
ここまで多いと、キレンジャクが混ざっていないか期待しましたが、群れの個体すべてを確認することはできず、キレンジャクは見つけられませんでした。
中央エントランス付近のヒレンジャクの群れには先ほどと同じく、コムクドリの群れも混ざっていました。
こちらのコムクドリの群れはヒレンジャクの群れが飛び去った後も残っていてくれたため、じっくりと観察することができました。
最後にもう一度谷中湖の西側で野鳥を探してみると、セッカが見やすい位置に止まってくれました。
セッカを見た後もヒレンジャクの群れを見つけましたが、写真を撮ろうとした瞬間に木の真下を人が通り、ヒレンジャクの群れは遠くへ飛んで行ってしまいました。
思いがけず多くのヒレンジャクを観察できた日となりましたが、各地にいたヒレンジャクの群れが北へ帰るために渡良瀬に集結したのでしょうか。それともこの冬も渡良瀬で何度かヒレンジャクの目撃情報があったので、元々渡良瀬に居たのか。
どちらにせよ渡良瀬でじっくり体力をつけて無事に北に帰ってほしいものです。
今回確認した野鳥
アオサギ
アトリ
ウグイス
オオセッカ
オオヨシキリ
カオジロガビチョウ
カワウ
キジ
コガモ
コチドリ
コムクドリ
スズメ
セッカ
ダイサギ
ツグミ
トビ
トラフズク
ノスリ
ハシビロガモ
ハシブトガラス
ハシボソガラス
ヒドリガモ
ヒバリ
ヒレンジャク
ホオジロ
ムクドリ
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