前回、漫湖を訪れたときに撮ったミサゴの写真の手前にクロツラヘラサギが写っているのを帰宅してから気づくという痛恨のミスを犯したため、クロツラヘラサギを目的に4度目の漫湖へ行ってきました。
痛恨のミスを犯した写真はこちらから↓
今回はしっかりと干潮の時間帯を狙って行ったため漫湖には広大な干潟が広がっていました。
そんな中、最初に見つけたのは木陰で休むムナグロ。
漫湖では四度目にして初のムナグロでした。
漫湖ではムナグロは警戒心が薄く、木道から間近で観察される機会が多いそうです。
漫湖では毎回観察できているアカアシシギ
漫湖を訪れるまでは、足の名前に色がつくシギはアオアシシギ、キアシシギを観察する機会が多く、アカアシシギは野鳥図鑑でちらっと見た程度の印象でしたが、4回訪れた漫湖で一番観察頻度が高いシギがこのアカアシシギです
今回の沖縄訪問でアオアシシギとキアシシギと並んで自分の中ですっかりおなじみのシギとなりました。
そしてクロツラヘラサギを探して木道を歩いていると、赤褐色の鳥が木々の間を歩いているのが見えました。
双眼鏡で確認すると今回の沖縄訪問で見たかった野鳥の一つ、リュウキュウヨシゴイでした!
漫湖のホームページのリュウキュウヨシゴイの欄には「漫湖ではまれに見られる」と記載されていたのでほとんど期待していなかったので見つけたときはとても驚きました。
しかし待てども待てども木々の間を行ったり来たり。
結局明るいところには出てきてくれませんでした。
気を取り直して漫湖を一周しようと水際を歩いていると前回ミサゴを撮った付近で採食中のサギを発見!
念願のクロツラヘラサギでした!
クロツラヘラサギといえば、東京の葛西臨海公園に一羽、長い間滞在していますが、よく目撃情報がある東なぎさは海岸からとても遠く、観察には不向きだったので葛西臨海公園で観察するのは諦めていました。
葛西ではクロツラヘラサギ目当てのカメラマンが結構いますがここ、漫湖では他にカメラマンは一人もおらず、ゆっくり観察することができました。
漫湖には自然や干潟の生き物などを目当てに来る人は多いそうですが、野鳥を目的に漫湖を訪れる人は非常に少ないとのことです。
こんなにも野鳥の種類が多いのにもったいないですね。
クロツラヘラサギは今回の観察中、ずっとエサさがしに夢中でした。
他のサギと違って常にくちばしをパクパクさせながらエサを探す姿はとてもかわいいものでした。
その後、漫湖に架かるとよみ大橋を渡っていると橋の下にサギの群れを発見!
クロツラヘラサギが四羽で一列になって休息していました。
その中の一羽はなかなか一本足でのバランスがとれないようで足を上げたり下げたりしていました。
動き出すかな?としばらく待ってみましたが・・・
結局最後まで背中に顔を突っ込んだまま動きませんでした。
今回は五羽のクロツラヘラサギを見ることができ、満足のいく探鳥となりました。
バードウォッチングで沖縄遠征の際は、漫湖から探鳥を始めることを強くお勧めします。
今回確認した野鳥
アカアシシギ
クロツラヘラサギ
コサギ
シロガシラ
セイタカシギ
ミサゴ
ムナグロ
リュウキュウヨシゴイ
コメント