昨日は高原性の野鳥を探して栃木県日光市にある戦場ヶ原へ。
赤沼駐車場に車を止めて自然研究路の木道に入ると、早速エナガの群れが出迎えてくれました。
エナガたちは相変わらず忙しく動き回っていましたが、数が多く何羽か近くに寄ってきてくれたので何とか観察することができました。
湯川で泳いでいたのは2羽のマガモ。
オシドリもいないか探してみましたが、見つけることはできませんでした。
木道脇の枯れ木にアカゲラが止まったので双眼鏡でみると、トンボをくわえていました。
頭頂部が赤いので一瞬オオアカゲラかと思いましたが、背中に逆八の字の白い模様があり、お腹に黒線もなかったのでアカゲラの幼鳥のようです。
今回の戦場ヶ原はトンボが異常に多く、木道を歩いているとぶつかりそうになるほどでした。
アカゲラの近くではゴジュウカラが枯れ木を走り回っていました。
ゴジュウカラの特徴である木を逆さになって降りる姿も見せてくれ、長い間楽しませてくれました。
ゴジュウカラは小さな群れで行動しており、幼鳥と思われる個体は警戒心がなく、木道まで降りてきてじっくり観察させてくれました。
ゴジュウカラは相変わらず数が多く、戦場ヶ原の各所で見ることができました。
湿原の枯れ木に止まっていたのはノスリ。
獲物を探していたのか、湿原内の木々を転々としていました。
ノビタキを探して展望デッキに出ると、遠くに止まる2羽のノビタキを発見。
遠くの2羽ばかりに気を取られていましたが、すぐ近くにも1羽が止まっていました。
羽が少し変なので冬羽に冠羽中でしょうか。警戒心がほとんどなく、ハイカーが真横を通っても気にせずこの場所に止まっていました。
ノビタキのすぐ近くいたのはまたもアカゲラの幼鳥。
結局今回、オオアカゲラは見つけることができませんでした。
ビンズイも数が多く、戦場ヶ原から小田代原まで広い範囲で見られました。
ビンズイはクマザサの中にいることが多く、木道を歩いていると何度か足元からいきなり飛び出して来て驚かされました。
飛び出してきた後も特に遠くへ逃げるわけでもなく、近くの枝に止まってじっとしていたため、じっくりと観察することができました。
今の時期、平地でのバードウォッチングはかなり辛いですが、戦場ヶ原は朝は寒いくらいで日中もそこまで暑くならず、気持ちよくバードウォッチングを楽しむことができました。
今回確認した野鳥
アオジ
アカゲラ
エナガ
カケス
コガラ
コサメビタキ
ゴジュウカラ
シジュウカラ
ノスリ
ノビタキ
ヒガラ
ビンズイ
マガモ
コメント
始めまして、私も7月20日頃湯滝〜龍頭の滝をバードウォッチングしましたけどこんなに沢山は見られなかった!それに高い木の中は色の見分けが判り難かったです花も大好きなので涼しくて花も綺麗いでまた行こうと思います
>オカリナなべ様
コメントありがとうございます。
夏の奥日光は葉も生い茂り観光客の方も多く野鳥を見つけるのが大変なので、今回は早朝に湯川沿いの木道の視界が開けた場所を中心に野鳥を探しました。それでも春に比べれば見られた野鳥の数がかなり少なかったので、お花が好きということならば次回は5月に訪れてみてはいかがでしょうか。野鳥に加えてツツジやシャクナゲなど多くの花々が見られると思います。