今日は沖縄滞在3週間目にしてヤンバルクイナを探して初のやんばるへ。
那覇市内から車で2時間以上と思ったより長い道のりでした。
まずはやんばる野生生物保護センター「ウフギー自然館」で情報収集。
やんばるではヤンバルクイナやその他の絶滅危惧種のロードキル(道路による影響で野生生物が死亡すること)が大きな問題になっているとのこと。
ロードキルを防ぐために様々な対策をしており、今回もその一環としてスピードを落として走行しました。
ヤンバルクイナのロードキル多発地帯の県道70号線を注意しながら走っていると、さっそく出てきてくれました。
写真には写っていませんが、3羽で道路脇の歩道を歩いていました。
ヤンバルクイナといえばとても希少な鳥というイメージが強く簡単には見られないと思っていましたが、県道を走っていると意外にもいたるところからヤンバルクイナの鳴き声が。
車が近づくと草むらに逃げ込むヤンバルクイナ。
しかし結構近くまで行かないと逃げないので車にひかれてしまうことが多いのも納得です。
20mぐらい離れていると全くの無警戒。
双眼鏡でばっちり観察できる距離でした。
その後、ヤンバルクイナが入って行った草むらを見てみると草陰から顔を出したりひっこめたりしてこちらをうかがっていました。
ヤンバルクイナは夜になると木に登るというので日が落ちるまで待ってみました。
そして懐中電灯を持ってヤンバルクイナの登りそうな枝を捜索。
そしてヤンバルクイナのフンがついた枝を発見しました。
普段はここで寝ているようでしたが今回は居らず。
と思ったらすぐ近くの枝にいました。
そしてなぜだかヤンバルクイナの登りそうな枝が伐採されていたので仕方なかったのか電柱で休むヤンバルクイナもいました。
ヤンバルクイナのお尻。
昼間のうるさいぐらいの鳴きっぷりに比べて夜はさすがに静かでおとなしいものです。
ヤンバルクイナのいる電柱の近くの電線にはリュウキュウアオバズクがいました。
リュウキュウアオバズクは獲物を見つけたのか電線から目の前の畑に向かってダイブしてそのまま飛び去っていきました。
その後も遠くからリュウキュウアオバズクの声が聞こえましたが姿は見えず。
沖縄にはオオコノハズクやリュウキュウコノハズクもいるとのことなので帰る前に一度は見たいです。
夜はヤンバルクイナは木の上にいるため、ロードキルはほとんどないものの代わりに同じく絶滅危惧種のケナガネズミやリュウキュウヤマガメなどが道路に出てくるため、走行には注意が必要です。
ネズミやカメは出てきませんでしたが今回は大きなカニに遭遇しました。
ヤンバルクイナの他にアカヒゲやノグチゲラも期待していましたが残念ながら今回は見ることができず・・・・
やんばるにはすでにアカショウビンも来ているとのことなのでまた来週チャレンジしたいと思います。
今回確認した野鳥
ヤンバルクイナ
リュウキュウアオバズクリ
ュウキュウツバメ
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