浮島ヶ原で見られる野鳥と観察ポイント
留鳥 ケリ セッカ タマシギ
夏鳥 アマサギ イワツバメ オオヨシキリ コシアカツバメ コチドリ ツバメ ヒクイナ
冬鳥 コチョウゲンボウ タゲリ ホオアカ 猛禽類
旅鳥 セイタカシギ シギ類 チドリ類
静岡県富士市から沼津市にまたがる浮島ヶ原は富士山と愛鷹山のすそ野に広がる田園地帯です。
東海道本線「東田子の浦駅」及び「原駅」から徒歩５分と電車でのアクセスも悪くなく、車がなくても問題なくバードウォッチングを楽しむことができます。
車で行く場合は富士山麓など近くの探鳥地を回った帰りに立ち寄るのがおすすめです。
留鳥のケリをはじめ、夏はタマシギ、冬はタゲリやコチョウゲンボウなど一年を通して多くの野鳥を観察することができます。
田んぼ
広大な田んぼでは多くの野鳥を観察することができます。
田んぼで観察できる野鳥で特筆すべきはケリとタマシギとヒクイナの３種です。
中でもケリは数がとても多く、浮島ヶ原を代表する野鳥となっています。
稲が伸びきってケリが隠れやすくなる真夏以外は田んぼの各所で高確率でケリを見ることができます。
繁殖期の春先には縄張りに入ってくるサギなどの他の野鳥を全力で追い払うダイナミックなケリを見ることができます。
冬には群れで行動することが多いため、ケリの群れを見たい場合は冬に行くのがおすすめです。
タマシギはケリに比べて数が少なく、見つけるのが難しくなります。
タマシギ
稲が伸び切ってしまうとタマシギを見つけるのはかなり困難になるので、タマシギを探しに行く場合は田植え直後の春先に行くのがいいでしょう。
ヒクイナは田んぼ脇にある草むらで見られますが、草むらでは視界が悪すぎて見つけることは難しいので、春から初夏に草むらに隣接している田んぼで草むらから出てくるヒクイナを探すといいでしょう。
ヒクイナ
浮島ヶ原にはサギも多く生息していますが、留鳥のダイサギとコサギ、アオサギに加えて、夏にはアマサギとチュウサギも加わります。
アマサギ
アマサギは群れで行動していることが多いので、田んぼにサギの群れを確認したら要チェックです。
冬には富士山から降りてきたホオアカや、農耕地の常連であるタヒバリなどが見られるようになります。また、それらの小鳥類を狙って多くの猛禽類が見られるようになります。
留鳥のトビやチョウゲンボウをはじめとして、冬にはノスリやコチョウゲンボウ、ハヤブサなどが見られるようなります。
浮島ヶ原には電柱もそこまで多いわけではないので、電柱のてっぺんはすべてチェックしていきましょう。
チョウゲンボウやコチョウゲンボウなどの小さめの猛禽は電線に止まっていることもあるので要チェックです。
コチョウゲンボウ
冬の田んぼではタゲリも見られるのでケリと合わせて探してみるといいでしょう。
冬に見られるタゲリ
タゲリはケリよりも一回り小さいですが、群れで行動していることが多いので、見つけるのは比較的簡単です。
アクアプラザ遊水地
浮島ヶ原の東側にあるアクアプラザ遊水地には池があり、多くの水鳥を観察することができます。
コサギやアオサギなどのサギ類に、冬はマガモやコガモ、ヒドリガモなどのカモ類、渡りの時期にはセイタカシギなどのシギチドリも見ることができます。
セイタカシギ
運が良ければクロハラアジサシなども見られるので浮島ヶ原を訪れた際は必ずチェックしてみましょう。
春から夏にはツバメやイワツバメがよく見られるポイントになります。池で飛びながら水を飲む姿も見られるので、水面を中心に探してみるといいでしょう。また、遊水地周辺ではコシアカツバメも見られるので、要チェックです。
池に隣接しするヨシ原ではオオヨシキリやセッカもよくさえずっています。ヨシ原の周囲は遊歩道が通っているので順光になる南側から見てみるといいでしょう。
池に隣接するヨシ原
管理人が確認した野鳥
アオサギ
アオジ
アマサギ
オオヨシキリ
カルガモ
カワウ
カワラヒワ
キジ
クロハラアジサシ
ケリ
コガモ
コサギ
コシアカツバメ
コチドリ
コチョウゲンボウ
ジョウビタキ
スズメ
セイタカシギ
セッカ
ダイサギ
タゲリ
タシギ
タマシギ
チュウサギ
チョウゲンボウ
ドバト
トビ
ノビタキ
ハクセキレイ
ハシビロガモ
ヒクイナ
ヒドリガモ
ヒバリ
ホオアカ
マガモ
ムクドリ
モズ
おすすめの時期
通年
周辺の探鳥地
丸火自然公園【車で約２０分】
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所在地・アクセス
住所： 静岡県富士市中里２５５３−８
最寄駅：東海道本線「東田子の浦駅」及び「原駅」から共に徒歩約５分
最寄の高速出口：新東名高速道路「駿河湾沼津SA」から約１０分
駐車場：アクアプラザ遊水地に駐車場有
トイレ：浮島ヶ原自然公園にあり