今日は栃木県日光市にある戦場ヶ原へ夏鳥を探しに行ってきました。
赤沼駐車場に車を止めて、戦場ヶ原に入ろうとすると入り口のところでイスカの群れが地面で採食中でした。
しばらく観察していると戦場ヶ原の方へ入っていたので、追いかけて戦場ヶ原へ入りました。
入り口から少し進んだ右手の林にイスカの群れがいたので確認すると、後ろ姿に見慣れない白い線の入ったイスカがおり、撮った写真を確認すると、なんとナキイスカでした。
イスカの群れは数十羽の大群で、ナキイスカは数羽混じっていました。
しばらくイスカとナキイスカの混群を見ていると、イスカのメスが水辺に降りてきました。
あまり警戒心がないようで、近くまで寄ってきてくれました。
ナキイスカのメスはさらに警戒心がなく、かなり近くまで来て水浴びをしてくれました。
イスカやナキイスカのオスも水浴びをしていたようでしたが、オスはちょうど死角になるような場所に降りていたので水浴びを見ることはできませんでした。
イスカとナキイスカの混群には顔が真っ黒になったアトリやマヒワも混じっていました。
十分にイスカの混群を観察した後、最後の最後で1羽のイスカが目の前1mほどの距離に止まってくれました。
あまりにも急な出来事でかなり焦ってカメラを構えましたが、何とか撮影することができました。
イスカの混群を観察した後、少し進むと今度は綺麗なマヒワが1羽で枝に止まって鳴いていました。
マヒワから少し離れた場所ではコサメビタキを発見。
コサメビタキを見ていると遠くからかなり大きな群れの鳴き声が聞こえたので鳴き声の方へ向かうとマヒワとベニヒワの大群がやってきました。
ベニヒワとマヒワの混群はカラマツの上のほうで採食している組と地面で採食している組に分かれて行動していました。
カラマツの上の方にいるベニヒワは遠すぎてよく見えなかったので、クマザサに覆われた地面にいるベニヒワが近くの枝に止まるのを待って観察しました。
しばらくすると群れは川の方へ飛んで行ったので、水浴びに降りてこないか待ってましたが水辺には降りてこず林の奥に消えていきました。
水辺にベニヒワは降りてきませんでしたが、代わりに歩道にニュウナイスズメのペアが降りてきました。
群れに取り残されたのか、ベニヒワも1羽だけ降りてきてくれました。
木の上ではビンズイが大きな声でさえずっていました。
戦場ヶ原では毎回観察できるキバシリは今日も健在。
青木橋の近くではアカハラが湿った場所で採食中でした。
ノビタキを探して木道を進むとすぐにオスが近くの枝に止まってくれました。
ノビタキのメスはさらに近くに止まってくれました。
しばらく木道のベンチに座ってノビタキを待っていると最初に見つけたオスよりもさらに綺麗なオスが出てきてくれました。
最後にナキイスカがいた場所を確認していましたが、すでにナキイスカの姿はなく周辺にもいないようでした。
今回は運よく観察できましたが、戦場ヶ原とその周辺のカラマツを飛び回っているようなので狙って観察するのは難しいかもしれません。
今日は夏鳥を探しに来たつもりでしたが、ナキイスカにイスカ、ベニヒワなど冬鳥中心のバードウォッチングとなりました。
ただ、今回観察した冬鳥はほとんどが大きな群れになっていたので、北へ帰る最後の準備かもしれません。
今回観察した野鳥の中でもナキイスカはかなりの珍鳥なのでしばらく滞在してくれるといいですね。
今回確認した野鳥
アオジ
アカゲラ
アカハラ
アトリ
イスカ
カケス
キバシリ
コガラ
コゲラ
コサメビタキ
ゴジュウカラ
シジュウカラ
ナキイスカ
ニュウナイスズメ
ノビタキ
トビ
ヒガラ
ビンズイ
ベニヒワ
ホオジロ
マヒワ
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