今回はバードウォッチングを始めたばかりでどこに野鳥を探しに行っていいかわからないというバードウォッチング初心者の方におすすめの東京都の探鳥地を紹介します。
今回紹介する探鳥地は、野鳥観察施設があったり解説員の方がいたりと初心者の方でも気軽にバードウォッチングを楽しめる場所を中心に紹介しています。場所によっては双眼鏡などの貸し出しも行っているため手ぶらでもバードウォッチングを楽しむことができます。
東京港野鳥公園【大田区】
大田区にある東京港野鳥公園は名前の通り野鳥のために造られた公園で、野鳥の会のレンジャーの方が常駐しているネイチャーセンターや野鳥観察小屋が各所にあり、バードウォッチングを始めたばかりの方にとって気軽に野鳥を観察できる理想的な場所です。
園内にある野鳥観察小屋や野鳥観察窓にはフィールドスコープが備え付けられており、かなり遠くにいる野鳥も観察することができます。また、双眼鏡の貸し出しも行われているため手ぶらで行っても問題なくバードウォッチングを楽しむことができます。
園内にはボランティアスタッフの方が巡回しているので、野鳥のことでわからないことがあれば尋ねてみるのもいいでしょう。
東京港野鳥公園で見られる野鳥の詳しい紹介はこちら→東京港野鳥公園
葛西臨海公園【江戸川区】
江戸川区にある葛西臨海公園では園内の東側に、鳥類保護を目的とした鳥類園が設けられています。鳥類園内にあるウォッチングセンターにはスタッフの方がおり、園内の野鳥情報について聞くことができます。ただし、スタッフの方は土日祝日にしか居られないので注意しましょう。
葛西臨海公園サービスセンターでは双眼鏡の貸し出しも行っています。双眼鏡を持っていない方は鳥類園に向かう前に借りておくといいでしょう。
また、鳥類園の他にも園内西側の林や、西なぎさなども多くの野鳥が見られるスポットがあります。鳥類園内で野鳥観察に慣れたらこれらのスポットも回ってみるといいでしょう。
葛西臨海公園で見られる野鳥の詳しい紹介はこちら→葛西臨海公園
水元公園【葛飾区】
葛飾区にある水元公園は都内でも有数の探鳥地として1年を通して多くの野鳥を観察することができます。
園内にはバードサンクチュアリや野鳥観察舎があり、野鳥を観察しやすい環境が整っています。初心者の方は多くの水鳥がやってくる冬に池を中心に野鳥を探すといいでしょう。
公園の北西には水元かわせみの里があり、ここではバードウォッチャーに大人気のカワセミを観察することができます。また、かわせみの里では周辺のガイドウォークが行われるので参加してみるのもいいでしょう。
皇居【千代田区】
千代田区にある皇居のお濠は都内でも屈指の水鳥の渡来地です。
観光地としても非常に有名な皇居は観光客の方も非常に多いため、野鳥が人馴れしており野鳥を間近で観察することができます。特にカモ類の観察には最適な場所といえるでしょう。
太陽の位置に合わせて順光になる位置で観察するのがおすすめです。ただし、場所によっては皇居ランナーや観光客の方の人通りが非常に多い場所があるので観察の際は邪魔にならないように十分注意しましょう。
数多くやってくるカモたちの中でも見た目の美しいヨシガモは特に人気で冬の皇居でぜひとも観察したい野鳥です。
明治神宮【渋谷区】
渋谷区にある明治神宮はJR原宿駅とほぼ直結しており代々木駅や北参道駅からも近い、電車でのアクセスが抜群な探鳥地です。都心のど真ん中にありながら、多くの野鳥が観察できる都内でも屈指の探鳥地となっています。
おすすめの時期は渡りの野鳥が観察できる春と秋か、葉が落ちて野鳥が観察しやすくなる冬です。
特に冬はルリビタキが比較的容易に見られる場所として有名です。
ルリビタキは北池周辺や明治神宮御苑の中でよく見られるので探してみるといいでしょう。
明治神宮で見られる野鳥の詳しい紹介はこちら→明治神宮
高尾山【八王子市】
八王子市にある高尾山は標高も低く、気軽に山林の野鳥を楽しめる探鳥地です。麓から山頂まで登っていけば多くの野鳥を観察することができるでしょう。
おすすめは多くの夏鳥が観察できる初夏か、葉が落ち登山客も少なく野鳥が観察しやすくなる冬です。
高尾山は夏鳥のキビタキが多く観察できる場所なのでぜひ探してみましょう。
また、山頂にある高尾ビジターセンターには解説員の方がいるので、野鳥情報を聞いてみるのもいいでしょう。体力に自信のない方はケーブルカーやリフトで途中まで登ってそこから山頂までの間で野鳥を探すのがおすすめです。
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