春と秋の渡りの時期はオオルリとキビタキが都会で見られる大チャンスです。
そこで今回は、東京都23区内で春と秋の渡りの時期にオオルリとキビタキが観察できる可能性のある探鳥地をまとめました。
東京港野鳥公園【大田区】
東京港野鳥公園では、ほぼ毎年渡りの時期にオオルリとキビタキが観察されています。
公園の西側にある自然生態園や管理事務所周辺、東側の東観察広場などの林がある場所を中心に探すといいでしょう。
また、東京港野鳥公園では公式ホームページにその日に観察された野鳥を掲載しているので、オオルリやキビタキを探しに行く際は事前にチェックしましょう。
大井ふ頭中央海浜公園【大田区】
大井ふ頭中央海浜公園は上記の東京港野鳥公園から道路を挟んで反対側にあり、東京港野鳥公園でオオルリやキビタキの観察情報が出た際に合わせて訪れたい場所です。
オオルリやキビタキを探す際は園内にあるなぎさの森がおすすめです。なぎさの森には樹林・淡水池保全地区があり、開門時間は決まっていますが、林の中を歩くことができます。
大井ふ頭中央海浜公園は東京港野鳥公園と違い、入園料がかからないので、オオルリやキビタキを探す際は先に訪れることをおすすめします。
本門寺公園【大田区】
本門寺公園は池上本門寺に隣接する公園です。
園内は高低差がかなりあるため、高い位置から木の上の方を中心に探してみるといいでしょう。
オオルリやキビタキはキャンプ場付近で観察されることが多く、オオルリやキビタキの他にもコサメビタキやエゾビタキなども観察できる可能性があります。
関連記事:本門寺公園で見られる野鳥と観察ポイント
明治神宮【渋谷区】
東京都23区内でも有数の探鳥地である明治神宮にもオオルリやキビタキはやってきます。
野鳥情報を発信している公式ホームページなどはありませんが、明治神宮は多くのバードウォッチャーが訪れる人気の探鳥地のため、オオルリやキビタキがやって来ると個人のブログなどで情報発信される可能性が高いです。
500円の入場料がかかりますが、水場の多い明治神宮御苑内は必ずチェックしてみましょう。
また、近くの新宿御苑も合わせて探してみることをおすすめします。
関連記事:明治神宮で見られる野鳥と観察ポイント
石神井公園【練馬区】
練馬区にある石神井公園は住宅地の中にありながら、石神井池と三宝寺池の2つの池の周りに林が広がっている公園です。
特に三宝寺池の周囲は斜面林が広がっているので、斜面の上にあるさくら広場やくぬぎ広場から池沿いの林を見渡してオオルリやキビタキを探すといいでしょう。
石神井公園の西端にある野鳥誘致林には池の前に野鳥観察窓が設置されており、運が良ければオオルリやキビタキが水浴びにやってくる可能性もあります。
葛西臨海公園【江戸川区】
葛西臨海公園内にある鳥類園ではほぼ毎年オオルリとキビタキが観察されています。明治神宮と同じくバードウォッチャーの数が多いため、情報が出やすい場所です。
鳥類園をメインに探すことが多いと思いますが、公園の西側の林もオオルリやキビタキが見られる可能性があるので時間があれば探してみるといいでしょう。
また、鳥類園のスタッフの方がブログで野鳥の観察情報を発信してくれています。
関連記事:葛西臨海公園で見られる野鳥と観察ポイント
水元公園【葛飾区】
葛飾区にある水元公園は多くの渡りの野鳥が見られる都内でも屈指の探鳥地です。
園内にあるバードサンクチュアリを中心に探すといいでしょう。
バードウォッチャーの他にも利用者がとても多い公園なので、ゆっくりとオオルリやキビタキを探したいのなら平日に行くのがおすすめです。
関連記事:水元公園で見られる野鳥と観察ポイント
オオルリ・キビタキのおすすめ探鳥地
渡りの時期以外でオオルリやキビタキが観察できるおすすめ探鳥地は以下のページで紹介しています。
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