カワセミが見られる生息地と探す際のポイント
カワセミは多くの場所で留鳥として生息していますが、繁殖期には別の場所に移動する個体もいます。
カワセミはその鮮やかな姿から目立つ野鳥ですが、スズメよりも一回り大きい程度と、意外と小さな野鳥です。そのため止まってじっとしていると肉眼では見逃してしまう可能性が高いので、双眼鏡などでじっくりと探しましょう。
大きな湖から小さな池、田んぼの用水路などエサとなる小魚が生息していればどこでも観察できる可能性があります。カワセミを近くで観察したいなら住宅地にある小さな公園の池にいるカワセミを狙うといいでしょう。住宅地に生息しているカワセミは驚くほど人馴れしている場合があり、普通では考えられないような近い距離で観察することができます。
カワセミの生息地ではカワセミが好んで止まる止まり木があることが多く、その止まり木を見つけることができればカワセミをじっくりと観察することができるでしょう。
野鳥観察窓があるような公園は池にカワセミ用の止まり木が設置されていることが多く、カワセミがやって来る確率がとても高いので、それらの止まり木の近くでカワセミがやって来るのを待つといいでしょう。
明治神宮【東京都】
東京都渋谷区にある明治神宮では北池と南池にカワセミが生息しています。
南池は御苑内にあり入園料500円がかかるため、まずは北池でカワセミを探すのがいいでしょう。
北池では北池に架かる橋の上から池に伸びる枝を中心に探すのがおすすめです。池沿いに敷き詰められた石に止まっていることもあるので水際は特に重点的に探しましょう。
南池では御釣台や花菖蒲園の方から杭や枯れ枝を中心に探すといいでしょう。
明治神宮は観光地としても非常に人気が高く人も多い場所なので、カワセミの観察は比較的人の少ない早朝の北池か、平日の南池がおすすめです。
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東高根森林公園【神奈川県】
神奈川県川崎市にある東高根森林公園では湿生植物園などの水辺でカワセミを見ることができます。
カワセミが見られる池や小川は木道に隣接しており、カワセミをかなり近くで観察することができます。水辺の周りは小さな木や柵などカワセミが止まる場所が多いのでカワセミが止まる場所を絞るのは大変ですが、人馴れしているカワセミは木道の上から観察すれば近くてもあまり逃げることはないので、静かにカワセミが来るのを待って観察しましょう。
北総花の丘公園【千葉県】
千葉県印西市にある北総花の丘公園では、園内にある戸神川防災調整池とトンボ池などでカワセミを観察することがあります。
戸神川防災調整池には野鳥観察窓があるので、観察窓から池の周囲の枝を双眼鏡などで探していきましょう。
おすすめは自然生態園内にあるトンボ池で、池の前にベンチとテーブルがある東屋があるためカワセミの観察にとても向いています。トンボ池にはカワセミの止まり木や木の杭があり、そこにカワセミがよく止まるため東屋のベンチに座りながらカワセミが止まるのを待つといいでしょう。
涸沼【茨城県】
茨城県中部に位置する涸沼では湖畔や周囲の田んぼの水路などでカワセミを観察することができます。
カワセミを探す際は順光になることが多い涸沼の南側で探すといいでしょう。
涸沼周辺は冬に多くの野鳥が観察できる茨城県内でも有数の探鳥地であるため、カワセミの観察は冬鳥が合わせて見られる冬がおすすめです。
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管理人がカワセミを確認した場所一覧
皇居【東京都】
不忍池【東京都】
水元公園【東京都】
多摩川六郷橋緑地【東京都】
砧公園【東京都】
清水公園【千葉県】
新川耕地【千葉県】
北総花の丘公園【千葉県】
袖ヶ浦公園【千葉県】
智光山公園【埼玉県】
大北川河口付近【茨城県】
稲波干拓【茨城県】
東荒川ダム親水公園【栃木県】
渡良瀬遊水地【群馬・栃木・埼玉・茨城県】
太田川【静岡県】
古我知水田【沖縄県】