キビタキが見られる生息地と探す際のポイント
キビタキは主に夏鳥として山地の林に生息しています。「キビタキ」と名の付く通り綺麗な黄色い姿はとても美しく夏鳥の中でも人気の高い野鳥です。人気の夏鳥の中でも渡来数が多く生息域も広いので比較的観察しやすい野鳥です。
キビタキを探す際は遊歩道が整備された山地の林や公園がおすすめです。特に川沿いなど水場が多い場所はキビタキが水浴びにやって来る可能性も高く林の中よりも見つけやすくなります。
オスはきれいな声でさえずるので鳴き声を頼りに探すのもいいでしょう。
キビタキの生息地では5月の連休の頃にオス同士が縄張り争いをしている姿が見られます。縄張り争いをしている際は、人に対する警戒心が弱くなるので、時にはすぐ近くまでやって来ることがあります。その際は大きな羽音を立てながら飛ぶので近くを飛んでいれば羽音で気がつくはずです。
また、キビタキは春と秋の渡りの時期に都市部の公園などでもよく観察されます。観察できる期間は短い場合がほとんどですが、過去に渡りの時期にキビタキの観察例が何度もある場所はキビタキの渡りのルートになっている可能性が非常に高いので要チェックです。
もちろん、過去にキビタキの観察例がない場所でも、ある程度の林や水浴びができるような水場がある公園はキビタキが立ち寄る可能性が高いのでチェックしてみましょう。
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東京都
高尾山
東京都八王子市にある高尾山は都内でも有数のキビタキの生息地で春から夏にかけて多くのキビタキがやって来ます。
高尾山は標高599mとキビタキの生息地としては比較的低い山で登山道も綺麗に整備されているため登りやすい山です。
キビタキを探す場合は、一番上りやすい1号路を登って、2号路経由で6号路を下りてくるのがおすすめです。下りは少し急で足場が悪い場所もあるため、足腰に自信のない方は1号路を下りながらキビタキを探すといいでしょう。
山を登るのがキツイ場合はケーブルカーやリフトで一気に登ってしまい、タコ杉や浄心門付近から斜面の木々の上の方を探してみましょう。斜面林は木々の高いところが目線に来るので高い場所でさえずるキビタキも見つけやすくなります。
体力に自信のある方はケーブルカーの高尾山駅から2号路→4号路→5号路→3号路→2号路→高尾山駅と回るコースもおすすめです。4号路や3号路では途中に沢があるので、沢沿いでさえずるキビタキを探してみるといいでしょう。
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石神井公園
東京都練馬区にある石神井公園には主に旅鳥として春や秋の渡りの時期にキビタキが立ち寄ることがあります。
石神井公園にはボート池と三宝寺池の二つの池があり、その池の周りに林が広がっています。池の周りの林は斜面林になっている場所が多く、上の方から林を見渡せるポイントがいくつもあるので、そこから木々の上の方を飛び回るキビタキを探していくのがおすすめです。さくら広場やくぬぎ広場など開けた場所から林縁を探すのもいいでしょう。
住宅街の中にある石神井公園は平日でも利用者の多い公園なので、春の渡りの時期にさえずりを頼りにキビタキを探す際は人の少なく静から早朝がおすすめです。
葛西臨海公園
東京都江戸川区にある葛西臨海公園では主に渡りの時期にキビタキを見ることができます。
葛西臨海公園で野鳥を探すポイントと言えば公園の東側にある鳥類園が有名で、複数の観察窓や観察小屋がありますがキビタキを探す際は鳥類園東側の林の中を歩ける遊歩道がおすすめです。
また、公園の西側にあるバーベキュー広場や芦ヶ池周辺の林もキビタキが期待できるポイントなので、鳥類園に人が多い場合などは公園の西側で探すのもおすすめです。
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昭和記念公園
東京都立川市にある昭和記念公園には主に春や秋に渡りの時期にキビタキが立ち寄ることがあります。
キビタキを探す際は公園の北側にあるこもれびの丘やトンボの湿地周辺などがおすすめです。特にトンボの湿地には水場があるので、水場の周囲を中心に探していくといいでしょう。トンボの湿地周囲にはサイクリングロードが通っており、歩行者は立入禁止なので誤って侵入しないように注意してください。
こもれびの丘はこどもの森と隣接しており、こどもの森でもキビタキが期待できるので、なるべくこどもの森の利用者が少ない平日の午前中などに探すといいでしょう。こもれびの丘の外周路は道幅も広く、林縁を探しやすいので、最初は丘の中に入らずに外側から探していくのがおすすめです。
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明治神宮
東京都渋谷区にある明治神宮には主に春や秋の渡りの時期にキビタキが旅鳥としてやってきます。
キビタキを探す際は入場料がかかりますが水場などキビタキが好む環境がそろう明治神宮御苑がいいでしょう。菖蒲田周囲の林縁がキビタキを探しやすく見つけられれば観察もしやすいのでおすすめのポイントです。
もちろん、御苑以外でもキビタキは観察できる可能性があります。キビタキのエサとなる木の実が生っている場所などを中心に探すといいでしょう。
渡りの時期にはキビタキ以外に多くの野鳥が見られる可能性があるので、併せて探してみるといいでしょう。
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水元公園
東京都葛飾区にある水元公園では主に渡りの時期にキビタキを見ることができます。
水元公園でキビタキを探す際は公園の北側にあるバードサンクチュアリー周囲の林がおすすめです。林の中には複数の遊歩道が通っているので、遊歩道を歩きながら木々の上の方を探していくといいでしょう。
4番観察窓の近くには水場もあり、水場の周囲は少し開けているのでキビタキが近くにいれば水浴びに降りてくる可能性もあるので、まずは水場をチェックするのがおすすめです。
バードサンクチュアリー周囲以外ではキャンプ広場周辺なども林が広がっており、キビタキを探すのにおすすめのポイントです。
また、水元公園は渡りの時期にキビタキの他にコマドリを始めとした多くの野鳥が立ち寄る探鳥地なので、渡りの時期には複数回にわたって訪れてみるといいでしょう。
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八王子城跡
東京都八王子市にある八王子城跡には主に夏鳥としてキビタキが生息しています。
八王子城跡には本丸跡方面と御主殿跡方面の二つのコースがありますが、キビタキを探す際は御主殿跡方面がおすすめです。本丸跡方面は勾配がきつく、道幅も狭い場所が多くなっていますが、御主殿跡方面は城山川沿いの林道を通るため、勾配もほとんどなく道幅も広い場所が多いため、キビタキを探しやすくなっています。
コースの入り口にあるガイダンス施設から御主殿跡までは観光客の方も多いポイントなので、キビタキを探す際は御主殿跡よりも奥の城山林道で探すのがおすすめです。林道は暗い場所も多いのでなるべく晴れた日に行くといいでしょう。
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浅間岳
東京都羽村市の羽村堰の西側にる浅間岳には主に夏鳥としてキビタキが生息しています。
浅間岳には羽村市郷土博物館の裏手から登山道に入ることができます。道幅が狭い場所が多いので、立ち止まってキビタキを探す際は他の方の邪魔にならないように十分注意しましょう。展望台の手前は急な階段が続くので、階段の手前で折り返すのがおすすめです。
登山道の途中までは沢沿いを歩くことができるので、運が良ければ水浴びにやって来るキビタキが見られる可能性があります。
登山道の途中には堰がいくつかあり、堰の周りは少し開けているので、堰の周囲の林縁を中心に探すといいでしょう。
ひので野鳥の森自然公園
東京都日の出町にあるひので野鳥の森自然公園には主に夏鳥としてキビタキが生息しています。
園内には複数の遊歩道が通っていますが、キビタキを探す際は林縁を広く見渡せて探しやすい谷ノ入川沿いの谷ノ入古道がおすすめです。谷ノ入古道の入り口のトイレがある管理棟から30番の道標がある場所までが、道幅も広くアップダウンもほとんどないので、この区間を往復して探すといいでしょう。
体力に自信のある方は、30番の道標の分岐から各方面へ登ると尾根に出ることができるので、尾根を歩いて林の上の方にいるキビタキを探すのもおすすめです。ただし、尾根の歩道は道幅も狭い場所が多いので、立ち止まってキビタキを探す際は他の方の通行の邪魔にならないように十分注意しましょう。
神奈川県
こども自然公園
神奈川県横浜市にあるこども自然公園では主に渡りの時期にキビタキを観察することができます。
こども自然公園は公園の大半が林になっており、園内の各所でキビタキを期待することができます。ホタル保全地区や草地広場周辺など林の中を歩くことができるポイントでキビタキを探していくといいでしょう。
特にホタル保全地区は歩道沿いを小川が流れているので、キビタキが水浴びにやってくる可能性もあります。ホタル保全地区沿いの歩道は途中から坂道になるので、坂の上の方から斜面林を見渡して木々の上の方にいるキビタキを探していくといいでしょう。
草地広場周辺は園内でも人が少ない場所なので人の少ない場所でキビタキをゆっくりと探したい場合はこちらがおすすめです。
泉の森
神奈川県大和市にある泉の森では主に渡りの時期にキビタキを見ることができます。
泉の森でキビタキを探す際は北側にある大池周辺や森のはらっぱ周辺がおすすめです。
特に大池周辺の山野草の小径などは斜面林の中を遊歩道が通っており、木々の上の方を見やすいポイントなので、キビタキが木々の上の方に止まっていても観察しやすくなっています。ただし、山野草の小径は道幅が非常に狭いので、立ち止まってキビタキを探す際は他の利用者の通行の邪魔にならないように十分注意しましょう。
また、森のはらっぱ周囲は開けた林縁を見渡すことができるので、キビタキが林縁に来てくれればかなり良い条件で観察することができるでしょう。
箱根ビジターセンター周辺
神奈川県の芦ノ湖北側にある箱根ビジターセンター周辺には主に夏鳥としてキビタキが生息しています。ビジターセンターの周辺には林の中を歩ける自然学習歩道があり、キビタキ始めとした多くの野鳥を見ることができます。
自然学習歩道の奥には野鳥の森があり、水場の前に野鳥観察窓もあるので、運が良ければ水浴びにやって来るキビタキを観察できる可能性があります。
ビジターセンターから野鳥の森までは長い下り坂を歩くことになるので、帰りの上りがキツイ場合はビジターセンター近くの子供の広場や花の広場の林縁を探すといいでしょう。
箱根周辺には箱根やすらぎの森などキビタキが観察できるポイントが複数あるので、それらの場所と併せて探してみることをおすすめします。
箱根やすらぎの森
神奈川県の芦ノ湖湖畔にある箱根やすらぎの森には主に夏鳥として生息しています。
やすらぎ森には複数の遊歩道が通っていますが、中心園路が階段もなく歩きやすいので、中心園路沿いにある各広場の林縁を中心に探していくといいでしょう。特におむすび広場周囲の森の散歩道はアップダウンもほぼなく、斜面林を見渡しながら歩けるのでおすすめです。
水場のある小鳥の広場周辺もおすすめですが、やすらぎの森の駐車場からは最も遠く、広場までは道幅の狭い階段があるので、足元には十分注意して行きましょう。
中心園路以外の遊歩道は道幅が非常に狭い場所も多いので、立ち止まってキビタキを探す際は他の方の通行の邪魔にならないように十分注意しましょう。
栃木県
栃木県民の森
栃木県民の森は夏に多くにキビタキがやってきます。
県民の森の森林展示館には、解説員の方がいるのでキビタキを探しに行く前に野鳥情報を聞いておくのもおすすめです。
森林展示館から宮川渓谷を下るとある郷土の森付近は少し開けており、渓谷に降りてくるキビタキを間近に観察できるほか、オオルリやセンダイムシクイ、クロツグミなどほかの夏鳥もよく見られるおすすめの場所になっています。
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八方ヶ原
栃木県矢板市にある八方ヶ原にはキビタキが夏鳥として生息しています。
キビタキを探す際は小間々駐車場から大間々駐車場までの大間々自然歩道がおすすすめです。特に小間々駐車場周辺はアップダウンも少なく、明るい場所も多くなっています。また、大間々自然歩道ではコマドリやコルリなどの人気の夏鳥も生息しているので併せて探してみるといいでしょう。
近くには「山の駅たかはら」もあるのでここを拠点にバードウォッチングを楽しむといいでしょう。
八方ヶ原はレンゲツツジの群生地としても非常に有名な場所で、レンゲツツジの開花時期には多くの観光客で賑わいます。そのため、キビタキの観察はレンゲツツジの開花前か開花後にするといいでしょう。
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大沼公園
栃木県那須塩原市にある大沼公園では主に夏鳥としてキビタキが生息しています。
大沼は周囲を木道が通っており、歩いて一周することが来ますが、キビタキを探す際は駐車場付近か、駐車場の反対側にある塩原自然研究路がおすすめです。駐車場周辺は比較的明るい場所が多く、キビタキを探しやすいでしょう。体力に自信がある方は大沼公園の駐車場から富士山の山頂まで行ってみるのもおすすめです。
大沼公園はキビタキの他にもオオルリやクロツグミ、センダイムシクイなどの多くの夏鳥が生息しているので併せて探してみるといいでしょう。
戦場ヶ原
栃木県日光市にある戦場ヶ原には主に春から夏にかけて湿原周囲の林にキビタキが生息しています。
キビタキの観察は渡来直後の五月の上旬がおすすめです。標高の高い戦場ヶ原では葉が生い茂るのが遅く、5月の上旬だとまだまだ林が明るいのでキビタキを見つけやすくなります。
湯川沿いの自然研究路の木道や赤沼駐車場から赤沼分岐までは、キビタキが水浴びできるポイントが多いので、水際を中心に探すといいでしょう。特に自然研究路の木道は湯川沿いの林縁を見られるためキビタキを探すのにおすすめのポイントになっています。自然研究路の右手は湿原が広がっており、ノビタキやホオアカがよく見られるので、それらの野鳥を観察しながらキビタキを探していくといいでしょう。
戦場ヶ原は探鳥地としてだけではなく、観光地としても非常に有名なポイントなので、休日の昼間は観光客の方が多く、探鳥には向かないので、戦場ヶ原でキビタキを探す際は平日の午前中など人が少ない時間帯がおすすめです。
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群馬県
小根山森林公園
小根山森林公園には夏になるとキビタキがやってきます。
園内のどこでも観察できる可能性はありますが、おすすめは園内を流れる小川周辺です。
小川の脇には遊歩道が通っており、視界が開けた場所も多いため、キビタキを見つけやすく、キビタキが水浴びにやってくる可能性もあるのでおすすめの場所です。
ただし、キビタキが観察できる時期は園内にクマが出没する可能性があるので、クマよけの鈴などを携帯して注意しながら探鳥しましょう。
山梨県
柳沢峠
山梨県の青梅街道の最高地点にある柳沢峠には夏鳥としてキビタキが生息しています。
柳沢峠はキビタキの他にもコマドリやコルリなど人気の夏鳥が観察できる探鳥地として非常に有名な場所で、休日には多くの人で賑わいます。そのため、キビタキを探す際は笠取林道の上の方か、東京都の水源林「ブナのみち」がおすすめです。
特にブナのみちの方は笠取林道に比べて人が少ないのでキビタキの観察に適しています。沢沿いを歩けるコースもあり、沢沿いは明るいのでキビタキが見つけやすくおすすめです。ただし、林道に比べて歩道は舗装されておらず、アップダウンもあるので体力に自信のない方は注意しましょう。
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富士山吉田口登山道
富士山の山梨県側にある吉田口登山道では登山道周囲の林にキビタキが夏鳥として生息しています。
吉田口登山道は徒歩で1合目から山頂まで行くことができますが、キビタキを探す際は中ノ茶屋を拠点にして、中ノ茶屋から大石茶屋跡までのルートがおすすめです。
キビタキは登山道の各所で見ることができますが、中野茶屋周辺ではノジコやコサメビタキ、大石茶屋跡付近ではコルリと標高によってキビタキ以外に見られる野鳥が違うので、中野茶屋から大石茶屋跡を往復しながら探すのがおすすめです。
中ノ茶屋からフジザクラの群生地まではアップダウンもほとんどないので、体力に自信のない方はそのあたりを中心にキビタキを探すといいでしょう。
井富・飛沢溜池
山梨県大泉町にある井富・飛沢溜池の周りでは5月の連休あたりになると、縄張り争いをしている複数のキビタキを見ることができます。林の中を猛スピードで追いかけっこをしていることもあるので、その際は少し観察しづらいかもしれませんが、かなり近くまで飛んでくるのでじっと待ってみるのもおすすめです。
おすすめは飛沢溜池から道路を挟んで続く観察路では、キビタキの他にもクロツグミなどの夏鳥を観察することができます。短い観察路ですが、野鳥の密度が非常に高いポイントなので必ずチェックしましょう。
電車で行く際は甲斐大泉駅から近い井富溜池を中心に、車で行く際は飛沢溜池で観察してから井富溜池までゆっくりバードウォッチングをしながら登って行くのがいいでしょう。
吐竜の滝
山梨県北杜市にある吐竜の滝では滝周辺の林にキビタキが夏鳥として生息しています。
駐車場から吐竜の滝までは徒歩10分ほどなので、駐車場と滝を往復しながらキビタキを探すといいでしょう。吐竜の滝周辺は人が多いことが多く、滝の音でキビタキのさえずりも聞こえづらいので、滝の少し手前で折り返すのがおすすめです。
駐車場から少し進んだ遊歩道が二つに分かれている区間がキビタキを探しやくおすすめのポイントです。
また、駐車場周辺の斜面林も木の上の方を飛びまわるキビタキを目線の高さで観察することができるので、滝の方に人が多い場合は駐車場周辺の林道で探すのもいいでしょう。
吐竜の滝がある川俣川渓谷は清泉寮の方まで遊歩道が続いているので、体力に自信のある方は、吐竜の滝の先まで行ってみるのもいいでしょう。ただし、吐竜の滝より先は足場がかなり悪くなるので注意が必要です。
また、吐竜の滝周辺はオオルリがよく見られるポイントでもあるので、併せて探してみるといいでしょう。
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静岡県
西臼塚
富士山の静岡県側にある西臼塚では駐車場を挟んだ南北の遊歩道に夏鳥としてキビタキが生息しています。
北側は西臼塚を中心とした遊歩道になっており、西臼塚に登らずに周りを回るだけならそれほどアップダウンはないコースです。比較的明るい林も多く、キビタキを探すのならば、西臼塚の周りを一周しながら探すといいでしょう。また、西臼塚の周りではコルリも見られることがあるので併せて探してみるのがおすすめです。
南側の遊歩道は下りになっているので、あまり進みすぎると戻ってくるのが大変になるので注意しましょう。途中で林を抜けて低木地帯をさらに進むとまた林に入ります。その林は明るく、キビタキの観察に適しているので、そこまで進むといいでしょう。
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水ヶ塚公園
富士山の静岡県側にある水ヶ塚公園では主に夏鳥としてキビタキを見ることができます。
水ヶ塚公園には広い駐車場があり、キビタキは駐車場の周囲でも見られるので、気軽にキビタキを観察できるポイントです。
キビタキを探す際は駐車場に隣接しているふれあい広場を中心に探していくといいでしょう。ふれあい広場の周囲はクロスカントリーのコースになっているので、ランナーが多い場合は腰切塚の遊歩道で探すのがおすすめです。
水ヶ塚公園の道路を挟んで反対側には富士山自然休養林歩道があり、ふれあい広場や腰切塚の遊歩道に比べて人が少ないので、ゆっくりとキビタキを探したい場合はこちらがおすすめです。
富士山のマイカー規制時にも水ヶ塚公園までは自家用車でいくことができますが、駐車場は有料になるので注意しましょう。
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富士山須山口登山歩道
富士山の静岡県側にある富士山須山口登山歩道には主に夏鳥としてキビタキが生息しています富士山須山口登山歩道でキビタキを探す際は、富士山資料館の裏手にあるA.B.Cの各コース、またはそのさらに奥にある弁当場の水場で探すといいでしょう。
A.B.Cの各コースは折り返し地点が異なるだけなので、自身の体力にあったコースを選択するといいでしょう。
Cコースの折り返し地点のさらに奥にある弁当場の水場にはキビタキを始めとした多くの野鳥がやって来るポイントになります。
水場周囲の林や藪にはキビタキの他にサンコウチョウやコルリなど人気の高い野鳥も期待できるので併せて探して見るといいでしょう。
新潟県
弥彦山
新潟県の長岡市と弥彦村にまたがる弥彦山には夏鳥としてキビタキが生息しています。
弥彦山の山麓には野鳥の森があり、登山をしなくてもキビタキを観察することができます。
野鳥の森の他にも、駐車場からロープウェイ乗り場までの道も明るく、キビタキを探すのに向いているおすすめのポイントです。
弥彦山はキビタキの他にもオオルリやクロツグミ、サンコウチョウなど人気の夏鳥が観察できる探鳥地としても有名なので、併せて探してみるといいでしょう。
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美人林
新潟県十日町市松之山にある美人林には主に夏鳥としてキビタキが生息しています。観光地として整備されているため林の中を遊歩道が通っており、明るいブナ林の中を歩くことができます。
晴れた日にはかなり良い条件でキビタキを始めとした野鳥を観察することができるおすすめのポイントです。
林の中には小さな池があり、その池の周囲が野鳥を多く見られるポイントになるので、池を中心にキビタキを探すといいでしょう。
美人林は観光地としても非常に人気が高い場所で、休日の昼間には多くの観光客で賑わいバードウォッチングには向かないので、なるべく平日の午前中など人の少ない時間帯に行くのがおすすめです。
また、美人林はアカショウビンやサンコウチョウを始めとした人気が高い夏鳥が期待できるポイントなので併せて探してみるといいでしょう。
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長野県
戸隠森林植物園
長野県長野市にある戸隠森林植物園では園内の林に夏鳥としてキビタキが生息しています。
園内にはいくつもの遊歩道が通っており、キビタキは各所で観察できる可能性があります。遊歩道の一部はバリアフリー化されており、かなり歩きやすいのでバリアフリーのコースを中心に探すのもおすすめです。
場所によっては人が多い場所もあるので、園内の奥の方の人の少ない場所を中心に探すのもいいでしょう。
戸隠森林植物園は多くの夏鳥が見られる探鳥地としても非常に有名な場所なので、時間があればすべての遊歩道を回ってみることをおすすめします。
福島県
中瀬沼探鳥路
福島県裏磐梯の中瀬沼にある中瀬沼探勝路には夏鳥として多くのキビタキが生息しています。
中瀬沼探勝路は一部木道も整備されており、バードウォッチングに向いているコースです。キビタキは探勝路のいたることで見ることができるため、探勝路を周回しながら探してみるといいでしょう。
中瀬沼探勝路はキビタキの他にもオオルリやクロツグミ、ノジコにニュウナイスズメなど多くの夏鳥を観察できるので併せて探してみるといいでしょう。
管理人がキビタキを確認した場所一覧
葛西臨海公園【東京都】
石神井公園【東京都】
小宮公園【東京都】
ひので野鳥の森自然公園【東京都】
こども自然公園【神奈川県】
弘法山公園【神奈川県】
箱根ビジターセンター周辺【神奈川県】
箱根やすらぎの森【神奈川県】
伊香保森林公園【群馬県】
河口湖フィールドセンター【山梨県】
御胎内清宏園【静岡県】